ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

婆婆バカへの道

2022-11-08 15:09:56 | 日記

ついにと言うのか、やっとと言うのか祖母になった。

長男夫婦に先月男の子が産まれて「おばあちゃん」と呼ばれる身になった。

でもおばあちゃんと呼ばれるのは、心のどこかにまだ抵抗がある。

でも、でも、かわいい孫に呼ばれるなら「おばあちゃん」でも「ばあちゃん」でも構わないという気持ちになっているのも事実。

できれば「ばばあ」だけは、やめてほしいが、、

なーんて、まだ生まれたばかりなのに、もう呼ばれることを想像してニヤけているとは、我ながら相当な婆婆バカだわ。

婆婆バカついでに、ちょっと驚いた話を書こうと思う。

産まれたと知らせを受けて、すぐにでも会いに行きたかったのだけど、産院ではコロナがあって、面会できるのは一日に一人と決められている。

面会の権利は、当然新米パパとなった長男にある為、その他一同は長男夫婦から送られてくる赤ちゃんの動画や写真を見て楽しんでいた。

最初に送られてきた動画は、産まれた直後から始まっていた。

看護師さんが、まだ身体に白いクリームのような胎脂がついたままの赤ちゃんを、分娩台にいるお嫁さんに手渡してくれた。

大きな声で泣く赤ちゃんを、お嫁さんが抱っこして優しく声をかけると、途端に赤ちゃんが泣き止んだ。

まるで声に耳を傾けているようにおとなしくなり、そのうち顔をお嫁さんの方に動かすと、つぶっていた目を開けてお嫁さんの顔を見てニコッと笑った(ように見えた)

それはまるで「お母ちゃんってどんなお顔なんだろう?そうか、思った通り優しそうな人だなあ。お母ちゃん、これからよろしくね」と言っているようだと思った。

果たして生まれたての赤ちゃんは笑うのかと思ったが、動画の中でお嫁さんも「笑ってくれたの?」と声がけしているので間違いはないと思う。

これは「天使の微笑み」とも言われる「新生児微笑」らしく、胎児はお腹の中でも微笑んでいるそうだ。

新生児の時の微笑みは、笑おうと思って笑うのではなくて、顔の筋肉が自然に動いて笑っているように見えるそうだが、単に生理的な動きだけではなく心地よさや満足感の表現だろうと考える専門家もいるのだとか。

これについては、私も深く同意する。

お嫁さんの腕の中にいる赤ちゃんは、ほんとうに安心しきって満足している様に見えた。

また声のする方に顔を向けて、つぶっていた目を開けたのも、お腹の中で慣れ親しんだ声の人を見たかったからに違いないと思った。

というわけで、先日やっと実物の孫に会いに行ってきた。

果たして天使の微笑みを見ることができるのか、、、

小一時間ほどの滞在中、最初から最後までずーっと寝ていた。

小さな手やぷっくりとしたほっぺを触ってみたが、残念ながら天使の微笑みは見ることが出来なかった。

それでも十分すぎるほど可愛くて、毎日暇さえあれば孫の写真を眺め、婆婆バカへの道をまっしぐらに突き進んでいる。

 


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