土日ともなると、あちらこちらで地域のお祭りが開催されている。
うちの町内でも恒例のお祭りがあって行ってきた。
町内のお祭りは、すべてその年の町内会役員さんらによって運営されている。
町内会の役員になると、いろいろな仕事がまわってくるのだが、その中で最も大きな仕事が町内会のお祭りになる。
月に一度の町内会の会議では、準備のために何ヶ月も前から何度も話し合いがされる。
そして当日は、各自が役割分担された仕事をする。
私は過去にジュースの販売や車の誘導係をやったが、思った以上に忙しくて(ジュースが飛ぶように売れる、、、)もらっていたジュースや焼き鳥の引換券を使う暇もなく、気がつけばすべて売り切って、自分の分が無くなっていたという思い出がある。
でも終わってみれば、ジュースや焼き鳥がもらえなくても、みなさんに楽しんでもらえてよかったという気持ちになる。
これは多分、他の役員になった方々も同じだろうと思う。
今年は役員ではないので、家族と飲み物や食べ物を買ってゆっくりしたが、今年の役員さんたちが、一生懸命に盛り上げてくれようと頑張っているのがよくわかった。
そして、会場に集まる町内の方々の楽しそうなこと。
同じ町内でも、普段は顔を合わせることがなく、初めて見る方ばかりだが、子どもたちが楽しそうにはしゃぎ回り、大人たちも笑顔で飲んだり食べたりする姿に、なんと平和で良い時代かと思った。
世の中は今、いろいろとネガティブなことが起こっているが、少なくとも町内の小さなお祭りの会場の中は、笑い声や歌声に包まれて幸せな時間が流れていた。
世の中のネガティブな出来事を見たくないと言って、目を逸らしていることは、家族や自分の身を守る為にも良くないが、自分の心の中をネガティブで不安な気持ちにするくらいなら、少し情報から離れてみるのも手なのかもしれない。
なーんて偉そうなことを書いたが、これは自分自身にいつも言い聞かせている。
北海道開拓時代、寒さやひもじさに耐え、過酷な労働に明け暮れた先人たちの苦労を思えば、今の暮らしはまるで天国のようだし、御家のために自分の意思に関係なく、あちこちに嫁がされたり、売られたりした江戸時代の女性たちを思えば、自由でこんなによい時代に生まれてくることができたことに感謝したくなる。
夫の言葉を借りれば、今日も美味しくご飯が食べられた。幸せだなぁかな?
明日もきっといい日だー!