生まれてから61年あまり北海道に住んでいるが、まだ行ったことが無い場所がある。
その一つが襟裳岬(えりもみさき)
赤丸のところが襟裳岬。
今まで行かなかったのは、昔流行った歌の影響が大きいのでは無いかと思う。
北の街ではもう 悲しみを暖炉で 燃やし始めてるらしい
わけのわからないことで 悩んでいるうち 老いぼれてしまうから
黙り通した年月を 拾い集めて暖め合おう
襟裳の春は 何もない春です (作詞 岡本おさみ氏)
襟裳の春は何もないという歌詞から、「春」だけが抜け落ちて、いつの間にか「襟裳には何もない」と思い込んでしまっていた。
でも北海道にいながら、行ったことがないのも勿体無い。
というわけでドライブがてら行ってきた。
それにしても遠かった、、、
札幌から440キロ。高速道路を使っても4時間以上かかる。
やっと着いた襟裳岬は、あいにくの霧で景色が見えず、さらに一番楽しみにしていたゼニガタアザラシがいなかった。残念。
襟裳岬は、日本最大のゼニガタアザラシの生息地で、現在1000頭ほどがいるが、天気が良ければ岩場で日向ぼっこをしている姿を見ることができるそうだ。
この日の襟裳岬の気温は20度。襟裳町は25度だったので5度ほど低い。
風が強いせいか、体感温度はもっと低く感じて、上着が必要なほど肌寒かった。
それにしてもゼニガタアザラシが居なくて残念(しつこい)
ゼニガタアザラシは居なかったが、襟裳岬は何もないわけではなかった。
風速10メートル以上の風が吹く日が、年間260日以上あるという襟裳岬の強風が体験できるという施設がある。→風の館
展望台からは、ゼニガタアザラシの姿も(居れば)見ることができるそうだ。
強風体験をやってみたが、なかなか楽しかったです。
また440キロを帰らなければいけないので、風の館の見学も入れて襟裳岬の滞在時間は小一時間ほどだったが、次こそはゼニガタアザラシを見るためにまた訪れたいなと思う。
余談ですが、札幌からの道中は、競走馬の産地あり、日高昆布の産地ありで、見どころが色々あります。
北海道の観光地としては、あまり目立たない場所ですが、寒いほどの夏を体験しにいらしてみてはいかがでしょうか。