京都へ行ってきた。
航空会社のマイルが貯まっていたので、それを使ってどこかへ行こうということになり、家族で相談した結果「そうだ!京都へ行こう」となった。
京都といえば外国からの観光客が多すぎてオーバーツーリズムと聞いていたので迷ったが、紅葉も見頃を過ぎて、観光客も少し落ち着いたのではないだろうかという希望的観測で行くことにした。
混んでいそうな嵐山や清水寺、東福寺などの観光スポットは避けたものの、やはりそれなりに京都は混んでいた。
特にバス。
長蛇の列ができているバス停もあって、特に人気の観光スポットが途中にある便は、行きも帰りもだいたいが満員御礼だった。
乗っているのは、自分も含めて(外国人の)観光客が多く、バスを使う地元の方は、さぞ不便だろうと気の毒に思った。
その一方で札幌市内を走るバスも、これくらいとは言わないまでも、この半分くらいの人が乗ってくれたら、バス料金の値上げも減便もしなくて済むのにねと家族と話していた。
観光客がほとんど乗ることがない札幌市内を走るバスは、だんだん不便になっているように思うが、何か良い知恵は無いものだろうか、、、なんてことをバス会社の関係者では無いけれど、京都の満員バスに乗りながら考えていた。
ところで京都は、紅葉の時期は終わりかけていたものの、まだまだ美しい紅葉を見ることができた。
禅林寺の紅葉は本当に美しかった!ただし人気のスポットのため混雑はしていました、、、
あまり混んでいなくてゆっくりとできたのが、こちらの青蓮院(しょうれんいん)。
実は今回の旅で一番行きたかったのが、ここ青蓮院でキーヤンこと木村英輝さんの描かれた襖絵を見ることができる。
絵手ぬぐいが好きで、ネットでたまに絵手ぬぐいを見ているが、ある日、青い蓮の描かれた木村英輝さんの絵手ぬぐいを見つけた時には、もう一目で気に入ってしまった。
すぐに買おうと思ったのだけど、なんとか思いとどまったのは、実際に京都へ行って青蓮院で襖絵を見て、木村さんのお店(キーヤンスタジオ)へ行って買いたいと思ったからで、それまでの楽しみにしようと思っていた。
そしてついにその日がきたーー!
青蓮院は、もともと皇族出身で親王の称号を与えられた僧侶が門主を務めてきた寺院だそうだが、襖絵だけではなくお庭も素晴らしかった。
何より混雑していないのが良い。
今回はゆっくりお座敷に座って、お庭を堪能することができた。
そして買ってきた絵手ぬぐいをさっそく飾りました。
他にも買ったのだけど、これが一番欲しかった絵手ぬぐい。
青い蓮はとても珍しくて、実際に見たことはないが、前回行った高野山で青い蓮のことを知って益々好きになった。
青い蓮とは、仏教では仏の半眼を指していて、海のように深くものごとを見る目のことであり、慈悲の心を形容する言葉として仏教界では青い蓮が使われるそうだ。
この絵手ぬぐいを見るたびに、それを思い出したいものだと思う。