ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

若々しい人

2020-03-09 15:43:18 | 健康

新型肺炎がまだ流行っているので、今週も温泉には行かずに自宅で過ごしている。

週に一度の買い物には出かけるが、あとは自宅で家事、映画、読書、筋トレ、時々近所の散歩をする日々。

契約社員の長女は今回のことで仕事が減っているため、休みが多くなって仕事に行っても早めに帰って来るようになった。

お給料も減って、これで暮らしている方々にとっては死活問題だろうと思う。

どうか早く終息しますようにと願うのみ。

ところで50代最後の年を迎えて、最近ますます体力の衰えを感じる。

少し筋トレをさぼると、途端に筋肉が衰えているのがはっきりと分かるようになった。

そんな体力低下を阻止し、すこしでも現状維持をしようと、コツコツと筋トレやウォーキングと涙ぐましい努力をしているのだが、世の中にはこういったことをしなくても若々しい身体を保っている方がいらっしゃる。

以前、温泉で驚異的な若さを持つ女性に会ったことがある。

この方は、どうみても70歳くらいにしか見えなかった。

しわは少なくお肌にはハリがあって、髪の毛は黒々とされていた。

いつものように、この方も含めて初めて会った方々と温泉トークをしていたのだが、年齢の話になった時、なんとこの70歳くらいにしか見えない女性が、83歳だということを知って、私も周囲にいた人たちもみんな驚いた。

「ぜったい、そのお歳には見えない。もっとお若く見えます」と周囲の人たちから口々に言われて「いや~そんなことないよ」と、照れくさそうにされながらおっしゃった。

「私、71歳の時に健診で血管年齢っていうのを調べたことがあるんだけど、その時に血管年齢が20代って出たのよ。そしたら調べてくれた職員さんが驚いて、なにかやってますかって聞かれたの。いや~別になにもやってませんよって答えたんだけどね、あとから考えたらこれかなって思い当たることがあったの」

「何ですかっ?思いあたることとは?」

周囲にいた人たちは、早く聞きたくて全員が前のめりになっていた。

すると「私の場合は、温泉に入って温冷浴をしたことかなと思う」と教えてくれた。

聞けば、その方は昔から温泉が好きで、今は毎日のように温泉に来るそうだ。

そして、温泉での楽しみがお湯と冷たい水に交互に浸かる温冷浴で、これはもうずっと長く続けているのだとか。

「心臓が悪い人や高血圧の人には勧めないけど、私には合っていたみたい。84歳になる夫も一緒に来て、男湯の方で温冷浴を毎日やっているんだけど、そのせいか私も夫も病気ひとつしたことがないの。今は病院へ行くのは年に一回、健康診断の時だけ。病気もないし、どこが痛いっていうのもない」

そう教えてくれた。

血管年齢が若いと見た目も若いというのは聞いたことがあるが、まさに目の前にいる方が、それを証明していると思った。

こんなすごい人がいるとは・・・温冷浴以外にも何かやられているのだろうかなど、いろいろなことを伺ってみたかった。

そこで「質問してもいいですか?」と聞くと、快く「いいよ」と了承して下さった。

まず質問その1「温泉は毎日ですか?来るのはここだけですか?」

返答「そう、大体毎日来ている。行く温泉は他にもいくつかあって、その日の気分で決めている」とのこと。

ちなみに温泉の回数券は、各温泉でやっている割引の日に何冊も買っておくそうだ。テーブルにずら~っと回数券を並べて「さてどこ行こうか」と考えるのが楽しいとおっしゃる。

質問その2「ウォーキングとか、なにか運動はされていますか?」

返答「いいや、家事以外してないよ。買い物に歩いて行くくらいかな。万歩計持ってたくさん歩かなきゃって言ってた知り合いが、みんな歳をとってから膝が痛むって言うから、私はウォーキングはしないの」

質問その3「よく食べられるものは、ありますか?」

返答「よく食べるもの?う~ん、無いねぇ。なんでも食べるから」

質問その4「甘いものとかも?」

返答「うん、甘いものは好きだからね。でも甘いものが食べたいから、一日二食にしているの。三食たべて甘いものも食べると食べ過ぎだからね」

質問その5「お酒はどうですか?飲みますか?」

返答「お酒も好きだよ。このあと(温泉のあと)うちへ帰ってお父さんと一緒にビール飲もうと思ってる」

以上。つまらない質問にも気軽に答えてくれた女性には心から感謝したい。

最後にこの方がおっしゃった。

「温泉で温冷浴するのが何よりの楽しみなのさ。あんたも悪いとこがないのならもっと温冷浴しなさい。なに?冷たい水に入るのに時間がかかるって?慣れだよ、慣れ。こんな真冬じゃなくて、もっと暖かくなったら練習しなさい」

温冷浴をするようになってずいぶん経つが、今もすぐに冷たい水には入れない。

冷たい水をお湯で割って作った生温かい水を手足の先から順番にかけてからじゃないと、いきなりでは息が止まりそうになる。

それも冷水に浸かるのはせいぜい胃の高さくらいまで。それ以上は無理だ。

浸かっている時間も数を10数えるくらいまでだ(それも後になるほど数え方が早くなる・・・)と言うと「暖かくなったら練習しなさい。できるよ!」と励まされた。

若々しい女性に励まされて、暖かくなったら、さっそく冷たい水に入る練習をしようと決めた。

というわけで、それまでは筋トレと頑張らない程度の散歩をして健康維持に努めたいと思う。

 

 

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 独りじゃない | トップ | 楽しみ »
最新の画像もっと見る

健康」カテゴリの最新記事