最近散歩をしていると、電話ボックスを新しく設置している光景を目にする。
携帯電話の普及によって、一時は公衆電話がどんどん撤去された。
今や小学生でも携帯電話を持っていて、最近では公衆電話のかけ方を知らない子どもが増えたのだとか。
それなのに再び電話ボックスがあちらこちらに建てられ始めたというのは、災害を想定してのことだろうか。
災害の時、携帯電話は不便だ。
災害時、携帯電話は警察や消防への連絡が優先されるため通信制限がかかって繋がらなくなる。
また停電では、充電ができず使い物にならない場合がある。(2018年のブラックアウトの時がそうだった)
しかし、公衆電話は通信規制や停電の影響を受けないそうだ。
災害時優先電話として、停電の時でも無料で使うことができる。
東日本大震災の時、ちょうど青森にいた夫と息子が公衆電話を使って連絡をしてきたが、あの時は公衆電話があってよかったと心から思った。
ところで散歩コースに新しく電話ボックスが2か所作られているのをみて、最初は減っているのに珍しいと思ったが、実は減っているように見えて、2011年以降公衆電話の設置は増えているそうだ。
災害が多くなった今、いつもの散歩コースに電話ボックスができたことは心強い。
災害と言えば、「災害時の避難袋に足してください」という声がラジオからよく聴こえてくるようになった。
合言葉は「たします」だそうで、体温計の「た」、消毒液の「し」、そしてマスクの「ます」なのだとか。
コロナという新たな災害?が加わったので、避難袋に体温計、消毒液、マスクの三点を加えたほうがいいのだろう。
昨今の災害の多さ、そして世界中が大騒ぎのコロナ。国内さえも自由に行き来ができなくなるとは、昔は想像もしていなかった。
ところで海へ行ってきた。札幌から近い石狩浜の海水浴場。
今年はコロナの影響で石狩浜海水浴場の開設は中止されたが、自己責任で砂浜でくつろいだりすることはできる。
人が少ないので、ゴミも少ない。またとても静かでいい。
海岸には、人の代わりにカモメがたくさんいた。
一緒に行った家族が「ここは沖縄かハワイだと思えば、なんだかそんな気がしてきた」と言うのには笑ってしまった。
たしかに~そう思えなくはなかった。
騒がしい音楽がない夏の海水浴場で、波の音を聴きながら夏の一日を過ごして来た。
石狩浜もなかなかいい・・・