前から行きたいと思っていた「足湯」へ行って来た。
場所は札幌の奥座敷と言われている定山渓温泉にある「心の里 定山」
温泉街でも珍しい足湯だけの施設です。
ここは小学生以下は入場不可となっていて、自然に囲まれた環境で心静かに過ごしたい大人のための足湯なのだそうだ。
入館料1000円だけで開館時間内であれば時間制限なく、心ゆくまでゆったりとした時間を過ごせる。
(5月から1500円に値上げ予定だそうです)
ちなみに入館料の中には、セルフサービスで自由に頂くことができるケーキやクッキーなどのお茶菓子類、コーヒーや紅茶、ハーブティなどが用意されている。
(お茶菓子はスタッフの女性が作られているのだが、これがまた美味しかった!)
さらに足湯に入ったあとに使うタオル、寒さ対策のひざ掛けや半纏、また日差しを避けるための麦わら帽子も用意されているので何も持たずに行くことができる。
心の里・定山を経営しているのが隣接する老舗ホテル「ふる川」で、さらに500円プラスすると、「ふる川」の温泉も利用することができるので、私は1500円で足湯と日帰り温泉セットを申し込んだ。
さて行った日が平日だったせいか、はたまた時間が早かったせいか(入ったのは午前10時半ころだった)お客さんは他にはまだ誰もなく、本当に入っていいのだろうか?と思うくらい「心の里 定山」はひっそりとしていた。
すると中から従業員と思われる女性が現れて、建物の中へと案内してくれた。
木がふんだんに使われた室内はこのようになっています。
外の足湯を望める大きな窓に面して、座り心地の良さそうな椅子が置かれている。
これ以外にもいろいろな椅子が部屋の中の各所にあり、好きな場所の椅子に座ってくつろぐことができる。
800冊以上と言われる本は自然専門書が数多く揃っていて、もちろん自由に手に取って読むことができる。
私は好きな野鳥の写真集を眺めながらお茶を飲んでいた。
こちらは茶室。
茶室も自由に使うことができて、道具も貸して頂けるそうだ。
そして、こちらが足湯です↓
足湯はこれ以外にもあり、合わせて8種類の足湯があるのだが、ここにも座り心地の良い座椅子が用意されていてリラックスできる。
今はもう4月とはいえ、外はまだところどころに雪が残っている。
足湯に浸かっていても外に出ている身体が寒くなってくるので、20分ほど足湯に浸かって室内へ戻った。
ちなみに足湯の効果的な入り方は40℃くらいのお湯に15~20分、一日に3回以上が良いのだそうだ。
足湯に効果的に入ることによって心臓機能や肝臓機能の改善や血行の促進が期待できるのだとか。
行った日は外の気温が6℃くらいだったので、もう少し暖かい日であれば3回以上は入ったのだが、この日は寒すぎて1回のみで足湯を断念。
あとは部屋の中でくつろぐことにした。
館内は小鳥のさえずりなど自然の音が入ったヒーリングミュージックが流れ、本物の小鳥たちがひっきりなしにやってくる窓の外の景色を見ながらゆったりとした静かな時間が流れて行く。
私たちのあとから何組かお客さんが来られたが、みなさん静かに本を読んだりお茶を飲んだり、ささやくような声で会話をしたりと、静寂な空間を乱さないようにされている。
・・・と、その時!
突然、その静寂な空気が一変した。
「な、なんなの~?」と振り向くと、騒々しく入って来たのは外国人観光客の団体さんでした・・・
施設の方のお話によると、ここは観光コースに入っていることがあるとかで、時々このようにアジアの外国人観光団が来るのだそうだ。
「外国のお客様はいつも一時間程度の滞在で出発されますので、その間騒がしくて申し訳ございません」とすまなそうにおっしゃった。
施設の方がおっしゃったとおり、観光客の一団は珍しそうに半纏を着て麦わら帽子をかぶり足湯に入って、自撮り棒で記念撮影をしたあと、また嵐のように去って行った。
私たちは時々このように騒々しいある国の観光客の一団に眉をひそめることがあるが、30年以上前、日本人もヨーロッパなどで同じように眉をひそめられていたことがあったことを思い出す。
それは日本がまだバブルで浮かれていた頃、日本人が大金を持ってヨーロッパの名だたるブランド店に大挙して押しかけ、商品を買い漁っていたことがあった。
20代初め、私は友人と初めてヨーロッパへ海外旅行に行った。
当時は観光コースにブランドの名店での買い物が入っていた。
私も友人もブランド品にはまったく興味がなかったので、ほかの人たちが血眼になって高価なバッグや財布を選ぶのを見ていたのだが、日本人が商品を選ぶ間の現地の店員さんたちの冷たい目が忘れられない。
売ってやるわというような横柄な態度と眉をひそめて呆れたような顔つき。
そんな態度をされたら、もう買う気も失せると思うのだが、その当時はみんな気にしていないように大量に買っていた。
当時のフランスの店員さんよりも日本のお店の方がずっと丁寧な接客をしていると思うし、商品を爆買する以外は礼儀正しい日本人観光客と周囲への気づかいがあまりない外国人観光客では大きな違いもあるが、今はまだ某国の人は外国での観光マナーがよく理解できていないのかもしれないと、騒々しい観光客の団体さんを見て思っていた。
あと何年かしたら、この方々も大人の空間になじむくらい成熟した観光客になっているのかも。
だから私は多少うるさくても、ひそめそうになる眉をそっと手で伸ばしている。
場所は札幌の奥座敷と言われている定山渓温泉にある「心の里 定山」
温泉街でも珍しい足湯だけの施設です。
ここは小学生以下は入場不可となっていて、自然に囲まれた環境で心静かに過ごしたい大人のための足湯なのだそうだ。
入館料1000円だけで開館時間内であれば時間制限なく、心ゆくまでゆったりとした時間を過ごせる。
(5月から1500円に値上げ予定だそうです)
ちなみに入館料の中には、セルフサービスで自由に頂くことができるケーキやクッキーなどのお茶菓子類、コーヒーや紅茶、ハーブティなどが用意されている。
(お茶菓子はスタッフの女性が作られているのだが、これがまた美味しかった!)
さらに足湯に入ったあとに使うタオル、寒さ対策のひざ掛けや半纏、また日差しを避けるための麦わら帽子も用意されているので何も持たずに行くことができる。
心の里・定山を経営しているのが隣接する老舗ホテル「ふる川」で、さらに500円プラスすると、「ふる川」の温泉も利用することができるので、私は1500円で足湯と日帰り温泉セットを申し込んだ。
さて行った日が平日だったせいか、はたまた時間が早かったせいか(入ったのは午前10時半ころだった)お客さんは他にはまだ誰もなく、本当に入っていいのだろうか?と思うくらい「心の里 定山」はひっそりとしていた。
すると中から従業員と思われる女性が現れて、建物の中へと案内してくれた。
木がふんだんに使われた室内はこのようになっています。
外の足湯を望める大きな窓に面して、座り心地の良さそうな椅子が置かれている。
これ以外にもいろいろな椅子が部屋の中の各所にあり、好きな場所の椅子に座ってくつろぐことができる。
800冊以上と言われる本は自然専門書が数多く揃っていて、もちろん自由に手に取って読むことができる。
私は好きな野鳥の写真集を眺めながらお茶を飲んでいた。
こちらは茶室。
茶室も自由に使うことができて、道具も貸して頂けるそうだ。
そして、こちらが足湯です↓
足湯はこれ以外にもあり、合わせて8種類の足湯があるのだが、ここにも座り心地の良い座椅子が用意されていてリラックスできる。
今はもう4月とはいえ、外はまだところどころに雪が残っている。
足湯に浸かっていても外に出ている身体が寒くなってくるので、20分ほど足湯に浸かって室内へ戻った。
ちなみに足湯の効果的な入り方は40℃くらいのお湯に15~20分、一日に3回以上が良いのだそうだ。
足湯に効果的に入ることによって心臓機能や肝臓機能の改善や血行の促進が期待できるのだとか。
行った日は外の気温が6℃くらいだったので、もう少し暖かい日であれば3回以上は入ったのだが、この日は寒すぎて1回のみで足湯を断念。
あとは部屋の中でくつろぐことにした。
館内は小鳥のさえずりなど自然の音が入ったヒーリングミュージックが流れ、本物の小鳥たちがひっきりなしにやってくる窓の外の景色を見ながらゆったりとした静かな時間が流れて行く。
私たちのあとから何組かお客さんが来られたが、みなさん静かに本を読んだりお茶を飲んだり、ささやくような声で会話をしたりと、静寂な空間を乱さないようにされている。
・・・と、その時!
突然、その静寂な空気が一変した。
「な、なんなの~?」と振り向くと、騒々しく入って来たのは外国人観光客の団体さんでした・・・
施設の方のお話によると、ここは観光コースに入っていることがあるとかで、時々このようにアジアの外国人観光団が来るのだそうだ。
「外国のお客様はいつも一時間程度の滞在で出発されますので、その間騒がしくて申し訳ございません」とすまなそうにおっしゃった。
施設の方がおっしゃったとおり、観光客の一団は珍しそうに半纏を着て麦わら帽子をかぶり足湯に入って、自撮り棒で記念撮影をしたあと、また嵐のように去って行った。
私たちは時々このように騒々しいある国の観光客の一団に眉をひそめることがあるが、30年以上前、日本人もヨーロッパなどで同じように眉をひそめられていたことがあったことを思い出す。
それは日本がまだバブルで浮かれていた頃、日本人が大金を持ってヨーロッパの名だたるブランド店に大挙して押しかけ、商品を買い漁っていたことがあった。
20代初め、私は友人と初めてヨーロッパへ海外旅行に行った。
当時は観光コースにブランドの名店での買い物が入っていた。
私も友人もブランド品にはまったく興味がなかったので、ほかの人たちが血眼になって高価なバッグや財布を選ぶのを見ていたのだが、日本人が商品を選ぶ間の現地の店員さんたちの冷たい目が忘れられない。
売ってやるわというような横柄な態度と眉をひそめて呆れたような顔つき。
そんな態度をされたら、もう買う気も失せると思うのだが、その当時はみんな気にしていないように大量に買っていた。
当時のフランスの店員さんよりも日本のお店の方がずっと丁寧な接客をしていると思うし、商品を爆買する以外は礼儀正しい日本人観光客と周囲への気づかいがあまりない外国人観光客では大きな違いもあるが、今はまだ某国の人は外国での観光マナーがよく理解できていないのかもしれないと、騒々しい観光客の団体さんを見て思っていた。
あと何年かしたら、この方々も大人の空間になじむくらい成熟した観光客になっているのかも。
だから私は多少うるさくても、ひそめそうになる眉をそっと手で伸ばしている。