毎年かかさずに漬物をつけていたお姑さんだった。
秋になり店先に漬物用の野菜が並ぶと、お姑さんはそわそわし始める。
「今年は何を漬けようか?」
いつもそう聞かれるのだが、お姑さんの作る漬物は大体決まっていて、聖護院の粕漬けと茄子やきゅうりや瓜などの粕漬け、それから白菜キムチとニシン漬け。
たまに鮭やハタハタの飯寿司(いずし)なども作っていた。
しかし歳をとるにつれて(お姑さんは88歳)だんだんと作る種類が減っていき、ついに今年は漬物を作らなかった。
息子である夫が「子供たちは漬物をあまり食べないから、今年は作らなくてもいいぞ」と言ったせいもあるが、今までのお姑さんならば息子にそう言われてもどこ吹く風で、必ず粕漬けだけは作っていた。
それなのに今年は初めて何も作らなかった・・・やっぱり歳のせいなのかなぁ。
漬物は夫の姉達にもあげる為に、毎年大きな樽2つに漬ける。
これでもずいぶん量が減ったのだが漬物作りは体力が必要だから、歳をとってきたお姑さんには大変だったのだろうと思う。
また最近ではお姑さんの作る漬物の味が変わってきて、昨年はものすごく塩辛いのもあって、結局たべられずに捨ててしまったということもあった。
たぶん認知症の影響で昔の味が作れなくなったのかもしれない。
子ども達も漬物はあまり食べないし、私たちも少ない量で十分なので、どうしても作らなければいけないというものでもないのだが、やはり冬の食卓に手作りの漬物がのらない事は寂しい。
私が作ってみようかなと行きつけの八百屋さんで塩漬けのきゅうりを見て思った。
でも量はほんの少しでいい。
お姑さんが作るような大きな樽で漬けるのはやめて、冷蔵庫に入るくらいの分量で作ってみようと思った。
というわけで、1キロのきゅうりの塩漬けを使って酒粕に漬けてみた。
(夫がきゅうりの粕漬けが好きなので)
難しいのがきゅうりの塩抜きで、いい具合に塩味を残して抜かなければいけない。
抜きすぎてもダメだし、残しすぎても塩辛くなるし・・・
塩抜き方法はいろいろあるようだが、私は1キロのきゅうりに対して3リットルの水に24時間以上つけるというやり方をした。
こうすると塩きゅうり(ふつうは塩分20%)のものが塩分5%になり、さらに粕に漬けることによって塩分3%の漬物が出来上がる・・・ハズ。
と、ここで写真を載せたいところなのだが、パソコンが壊れてしまい写真が取り込めなくなってしまいました。
お見せすることができないのが残念。
現在、きゅうりの粕漬けは冷蔵庫の中で味がしみるまで寝かせてある。
年末くらいに出してみようと思っているが、さておいしくなっているかなぁ。
これがうまくいったら、来年はニシン漬けも作ってみたい。
ニシン漬けというのは、魚のニシンとキャベツや大根、人参などを麹と一緒に漬け込んだ漬物で、これを食べると子供の頃の年末年始の風景を思い出すくらい、冬には欠かせない漬物なのです。
それからハタハタか鮭で飯寿司も作りたいと思うのだが、子供の頃に母が「ハタハタの飯寿司っていうのは食中毒が怖いの」と言いながら飯寿司を作っていたことが今でも思い出され、自家製ハタハタの飯寿司=食中毒という図式が頭の中に定着してしまったせいか、なかなか自分で作る決心がつかなかった。
(実際はそうそう食中毒にはならないと思いますが・・・)
というわけで、来年こそは飯寿司にも挑戦してみたいと思う。
こんな風に最近は常備菜をはじめとして、いろいろと作って楽しんでいる。
(最近のヒット作は万能酢漬け玉ねぎ。これはまた機会があれば書きます)
そんなわけで今年は念願だった味噌作りに挑戦して、かなり自信がついたかもしれません。
そうそう、秋に仕込んだお味噌ですが、先日ちょっと覗いてみたところ、カビもなくいい調子で発酵が進んでおりました。
来年の夏頃にはお披露目したいと思っていますが・・・
秋になり店先に漬物用の野菜が並ぶと、お姑さんはそわそわし始める。
「今年は何を漬けようか?」
いつもそう聞かれるのだが、お姑さんの作る漬物は大体決まっていて、聖護院の粕漬けと茄子やきゅうりや瓜などの粕漬け、それから白菜キムチとニシン漬け。
たまに鮭やハタハタの飯寿司(いずし)なども作っていた。
しかし歳をとるにつれて(お姑さんは88歳)だんだんと作る種類が減っていき、ついに今年は漬物を作らなかった。
息子である夫が「子供たちは漬物をあまり食べないから、今年は作らなくてもいいぞ」と言ったせいもあるが、今までのお姑さんならば息子にそう言われてもどこ吹く風で、必ず粕漬けだけは作っていた。
それなのに今年は初めて何も作らなかった・・・やっぱり歳のせいなのかなぁ。
漬物は夫の姉達にもあげる為に、毎年大きな樽2つに漬ける。
これでもずいぶん量が減ったのだが漬物作りは体力が必要だから、歳をとってきたお姑さんには大変だったのだろうと思う。
また最近ではお姑さんの作る漬物の味が変わってきて、昨年はものすごく塩辛いのもあって、結局たべられずに捨ててしまったということもあった。
たぶん認知症の影響で昔の味が作れなくなったのかもしれない。
子ども達も漬物はあまり食べないし、私たちも少ない量で十分なので、どうしても作らなければいけないというものでもないのだが、やはり冬の食卓に手作りの漬物がのらない事は寂しい。
私が作ってみようかなと行きつけの八百屋さんで塩漬けのきゅうりを見て思った。
でも量はほんの少しでいい。
お姑さんが作るような大きな樽で漬けるのはやめて、冷蔵庫に入るくらいの分量で作ってみようと思った。
というわけで、1キロのきゅうりの塩漬けを使って酒粕に漬けてみた。
(夫がきゅうりの粕漬けが好きなので)
難しいのがきゅうりの塩抜きで、いい具合に塩味を残して抜かなければいけない。
抜きすぎてもダメだし、残しすぎても塩辛くなるし・・・
塩抜き方法はいろいろあるようだが、私は1キロのきゅうりに対して3リットルの水に24時間以上つけるというやり方をした。
こうすると塩きゅうり(ふつうは塩分20%)のものが塩分5%になり、さらに粕に漬けることによって塩分3%の漬物が出来上がる・・・ハズ。
と、ここで写真を載せたいところなのだが、パソコンが壊れてしまい写真が取り込めなくなってしまいました。
お見せすることができないのが残念。
現在、きゅうりの粕漬けは冷蔵庫の中で味がしみるまで寝かせてある。
年末くらいに出してみようと思っているが、さておいしくなっているかなぁ。
これがうまくいったら、来年はニシン漬けも作ってみたい。
ニシン漬けというのは、魚のニシンとキャベツや大根、人参などを麹と一緒に漬け込んだ漬物で、これを食べると子供の頃の年末年始の風景を思い出すくらい、冬には欠かせない漬物なのです。
それからハタハタか鮭で飯寿司も作りたいと思うのだが、子供の頃に母が「ハタハタの飯寿司っていうのは食中毒が怖いの」と言いながら飯寿司を作っていたことが今でも思い出され、自家製ハタハタの飯寿司=食中毒という図式が頭の中に定着してしまったせいか、なかなか自分で作る決心がつかなかった。
(実際はそうそう食中毒にはならないと思いますが・・・)
というわけで、来年こそは飯寿司にも挑戦してみたいと思う。
こんな風に最近は常備菜をはじめとして、いろいろと作って楽しんでいる。
(最近のヒット作は万能酢漬け玉ねぎ。これはまた機会があれば書きます)
そんなわけで今年は念願だった味噌作りに挑戦して、かなり自信がついたかもしれません。
そうそう、秋に仕込んだお味噌ですが、先日ちょっと覗いてみたところ、カビもなくいい調子で発酵が進んでおりました。
来年の夏頃にはお披露目したいと思っていますが・・・