雪の中、壬生寺へ。
奥に見えるピラミッドのような塔はお地蔵さん。
解説員によると、市電の敷石剥がしたらいっぱい出てきた!?
お堂は過去に火事で焼失、今のお堂は1970年に建てられたもの。
1962年、放火による火事だったそうです。
ご本堂の内陣の障壁画は友禅作家により奉納されたものだそうです。
カラフルな優しい絵です。
天井画は正方形のマスのように区切られた中に向かい鳳凰の画。
壬生狂言の衣装からとった絵だそうです。
ご本尊の地蔵菩薩、焼失前は定朝作のお地蔵様の座像。
お堂と一緒に焼けてしまったので、
唐招提寺から地蔵菩薩立像をご本尊として譲り受けておまつりしているそうです。
始まりは天台宗のお寺だったのですが、今は律宗(南都六宗の一つ)。
壬生狂言の建物に入らせていただきました。
なかの写真は撮れませんので外から・・・
暗くて詳細がわかりませんね。
観客はどこから見るんだろう?謎。
内部には柱に名前が書かれているのがあって、
たぶん寄贈者のお名前なんだろうと思われます。
同じ方のお名前がいっぱい。地元の有力者だったようです。
舞台裏のいろんな小道具や衣装の展示もあり、
縁者が飛び移るときに足をかけるための「穴」もあり。
木の壁に横長の足の幅より少しだけ大きな穴が開けてあり
その壁を乗り越えて舞台の天上近くに出ていき、
綱を渡る・・・。
一度は壬生狂言を見てみたいですね。
水掛地蔵。
帰るころにはいったん晴れて青空も見えました。
屋根の上に太った鳩がいっぱい。太った、というより、
「冬雀」と一緒で羽根をふくらませて保温に努めているんでしょうね。
境内のおいなりさんの石灯籠、寄進者の名前が刻まれています。
右側の石灯籠。これって伊藤若冲?
壬生寺をあとに坊城通りを北に、四条めざします。
四条通と坊城通りの角っこにこんな神社。
ビルのあいだにひっそりと。
なんだか風情があります。
本日は6800歩。