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我が家の裏庭の小さな秋
金曜日の夕方、フリスキーを動物病院に連れてった。
なんのことはない。
予防接種と、健康診断のために。
彼女はミディよりも体が一回り大きいうえに
態度がとてもでかい。
なのに、車に乗せてどっかに連れてくとなると
最高に肝っ玉が小さい奴に豹変するので困る。
普段はミディの方がよくしゃべるし、鳴き声も大きいが
フリスキーの声は、まるで彼女の態度からは窺い知れないほど
小さくて、まるで鈴がチリリと可愛らしく鳴ってるような感じだ。
車に乗せると、どこからそんな大声がでるのだと思うほど
でかくて、彼女の恐怖感がけっこう伝わる。
予約は5時だったが、その日病院では犬の急患が2件ほどあった
とかで、1時間ちょっと待たされた。
待つ間私は雑誌を読んでいたのだが、彼女は恐怖でケージの
端っこで固まり、小さく丸まっていた。
待合室にいる全ての患者(3匹いた)が犬で、しかも体が大きく、
よりによって全部が全部とも彼女のいるケージが気になって
しょうがないらしく、何度も中を覗きにきて彼女を驚愕させた。
彼女の目を見たら、「これ以上はもう無理」といわんばかりに
瞳孔が開ききっていて、失神されたらどうしようかと思ったぐらいだ。
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いや、こんなもんじゃないな。目全体が黒目!って感じだった
雑誌を読みんでると、なにげに聞こえる受付と飼い主の会話。
この飼い主のペット(犬)は今日何らかの手術をしたらしく
手術後のケアの話をしていて、その日の支払い金額が1000ドル、
日本円で10万弱ってところだった。
それを普通に払う飼い主。
前もって金額を告げられていたのだろう。
次の患者の飼い主も、やはり犬の飼い主で、支払い金額が
120ドルと告げられた。
「え!そんなにするんですか?...払えません。」
ちょっと気になったので話を盗み聞きしてみた。
受付も困った様子だ。
「それではこれとこの検査はまた今度するということに
して、検査料金を差し引いて60ドルぐらいになりますが。」
それでやっと支払いができることになったようだ。
私は再び雑誌に没頭する。
誰かが「フリスキー。どうぞ。」と後方で言っている。
フリスキーか。うちのと同じ名前のペットがいるんだね。
と、思ったらそれがうちの猫だった。
すっかり彼女を連れてきたことを忘れていた。
だってここ最近、ミディーばかりを病院に連れてきていたから
「フリスキー」と呼ばれることにまったく耳がなじんでなかったよ。
身体検査をしてもらい、予防接種をしてもらって
糞の検査もしてもらうので、その日に採取した彼女の
ウンチを渡して家に帰った。
それにしても、彼女にとっては長い長い金曜日の夕方で、
彼女は家に帰ってから、泥のようにぐーぐー眠った。
よほど疲れていたのだろう。
今日その糞の検査がメールで送られてきていて、
別に悪いものが見つけられなかったよ、よかったねということと
予防接種の後で何か体に異常はなかったでしょうかと聞いてきた。
アフターケアをしっかりしてくれるこの病院が好きだ。
さて、今日のフリスキー。
普段の彼女どおり、態度のでかいフリスキーで
気持ち良さそうにグルーミングするミディの背後から
襲い掛かっていたよ(爆)
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いつもありがとう。