左から: Patsy Piggie Rockie
そういえば、今回の日本帰国で1つだけ心配ごとがあった。
それは、妹の娘、ほのちゃんのことだった。
前回帰国したとき彼女は1歳にもなっていなくて
私の存在など全く覚えていなくても、それはしょうがないことだった。
今回心配したのは、はたして「親族」として受け入れてくれるのだろうか
ということだった。
彼女の成長の記録は、妹から送られてくるメールに添付された写真のみで
確認できた。
実際に会う彼女は思ったとおり、とても大きくなっていて
感受性も一人前にありそうな2歳半の女の子だった。
広島空港で、「ハ~ィ!!」と両手を広げて再会を喜ぶ私。
彼女、逃げるし。
これもしょうがないだろう。
そうわかっていても、結構しょんぼりしてしまった。
生活を共にすると、目が合っただけでにっと笑ってくれるように
なった。
これは進歩だ。
私のいないところで、妹やおじいちゃんおばあちゃんに
私のことをいろいろ調査しているようだった。
やっぱり気になるのかな。
彼女は2歳半だが、一緒に暮らしていると
思わず彼女の年を忘れてしまうほど、彼女はうんと成長していて
対等に話もできるし、大人と同じ食生活で生活できるし、
母である妹の言うことをきちんと聞いた。
ただ、遊びにきた妹の友人の子供にやきもちを焼いたり、
「怖い顔の人形」が出てくるから見たがらない子供番組があったりするなど
やっぱり普通の2歳半的なところも見せた。
ある朝、目が覚めると妹はもう身支度で寝室を出ていて、
そこには私と、爆睡している彼女だけがいた。
とっても小さい彼女。
彼女の頭を軽く撫でた。
すーすーと、気持ち良さそうな吐息が聞こえる。
私が広島を離れる2,3日前ぐらいからやっと
彼女から進んで手をつないでくれるようになった。
私が思わせぶりにぎゅっとハグしても
嫌がられることなく、きゃーきゃーと笑いながらそれを
受け入れてくれるようになった。
でもそんなころ、私は帰らなくてはならなかった。
私の父と母をおじいちゃんおばあちゃんと呼び、
妹のことをお母さんと呼んで
私のことを「おねえちゃん」と呼び、
テレビのことをテベリと言う女の子。
「グー」
Miss Hono
私を受け入れてくれてありがとう。
今度合うときは、対等に口げんかぐらいできるかな。 ぶっ
また会おうね。
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