バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

悪口を言う前に

2009年03月11日 | お仕事
タイトルに関係ないけど、さっき食べてきた夕食。
今日はバタバタしていたので外食でメキシカンでした。





***************



ところで、職場に私がとっても苦手な人がいる。

その人をジェイと呼ぼう。

彼女は54歳ということだが、どう見ても70歳にしか見えない。

悪く言えば、
ジェイはすでに女であることを放棄していると言えるし、

良く言えば、
ジェイは本能の赴くまま自由に生きているとも言える。

なぜ彼女が私の「苦手な人」なのかというと、
身だしなみの悪さと、不衛生さと、態度の悪さからくる。

不衛生さといえば
彼女が「私のPCの調子がおかしい。ちょっと調べて欲しい。」と
私のところにくると、私は気分がどよーんと沈む。

どうしてかはわからないが、彼女のマウスは
じっとりべったり、湿っている。

(こう書いただけで手を洗いに行きたくなるから不思議だ)

しかも彼女のキューブは、なんだか酸っぱい臭いがする。

(こう書いただけで呼吸を最小限にしたくなるから不思議だ)

差別する気はさらさらないが、彼女の使用物に触れた後は
私はゴシゴシと自分の手を洗っている。

これを生理的に受け付けない、というのか。

それに加えて、彼女は態度も悪い。

彼女は仕事中、いつも居眠りをしている。
たいてい、彼女のキューブから不思議な音がすると思って覗きにいくと、
彼女が指でPCのキーを押したまま、そのまま寝ちゃってるケースで
そのエラー音がしているのだ。

で、目が覚めておもむろに

「PCのスクリーンがなんだか変だ。」

ということになり、私を呼びにくる。

「何か変なキーを、うっかりと押しちゃったってことないですか?」

と、(私にしては)柔らかく尋ねても、

「何もしてないわよ!システムがオカシイんじゃないの?!」

と食ってかかる。

誰にでもこんな調子なので、彼女は職場全体から嫌われる。

彼女は仕事上のエラーが非常に多く
当然私の月末レポートにも影響してくるので
私もそのつど腹が立ってしょうがない。

彼女の悪口が言いたい!!!!

という気分に駆られ、ムラムラしてくる。

が、そう思うたびに言わなくて良かったということが
起きる。

エレベーターで彼女と偶然乗り合わせた。

うぅ。嫌だなと、思う。

「今朝はとても助かりました。ありがとう。」という
彼女のセリフに、私の『悪口言いたい』ムラムラが、シュルシュルと小さくなる。

「いいえ、簡単な作業で直せてよかったですよ。」

と私も会話を返して、朗らかな会話になるから

ありがとう&どういたしまして

の持つ言葉の力ってすごいなと思う。

悪口言ってたら、私は自己嫌悪に陥ってたかも知れない。
口からこぼれた言葉は、二度と口へは戻せないから。

悪口が言いたければ、それを愚痴に変えて
ハニバニや日本の友達にメールで伝えればいいことだ。

誰かが言っていた。

「腹が立って、悪口を言いそうになったら
その場でゆっくり10数えよう。
そうすると、意外と頭が落ち着くから。」

私は結構短気だったりするので
10どころか100数えたほうが良さそうだが、

数えてる間に何に腹が立っていたのかは確実に忘れそうだ。


************
ハニバニに職場の愚痴をいうと、たいてい「あ、そう。」で終わります。いいのか、悪いのか。

↓  ↓  ↓

いつもありがとう。




コメント (3)