バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

僕はゲイ・ガイ

2010年07月09日 | お仕事


私の勤める職場に1ヶ月ほど前にやってきたケビン。

彼のことはうちの職場に来る前からちょっと知っていた。

以前はフォンカウンセラーだったこと。
それから彼がゲイ・ガイだということ。

彼はとにかく目立っていた。

まずあのイデタチ。
ファッショナブルなサングラスに(私に負けないくらいの大きなレンズだ)
男なら絶対に身につけないようなバッグ。

それからなんと言っても話し言葉。

彼は結局は男なので、声のトーンこそ低いが
それを無視するとまるでブリトニースピアスが話しているようにも聞こえなくはない。


ちなみに


ケイエスはゲイガイについては何の問題も偏見もない。
むしろ好きなほうである。

知る人ぞ知る、私の好きな男性のタイプで真っ先に挙げられるのが


GLGG


グッド ルッキング ゲイ ガイ  なのだ。





George Michael ケイエスの頭の中の恋人 (ハニバニ公認)




こんなことを言うとハニバニが怒る。

「みんなが僕をゲイガイではないかと思うので大声で言うな」と。

残念ながらハニバニはゲイガイではありませんのでそのつもりで。
(でもグッドルッキングガイなんよ)

ケイエスの男性の好みって変わってるねと誰もが言うが、
結局私は身だしなみがきちんとしていて、オシャレで
何気にハッピーなところがゲイガイの魅力だと思うのだ。

話をケビンに戻そう。

彼がうちの職場に配属になってから彼とのキューブはちょっと離れてるものの、
顔を合わせれば必ず楽しくお話をする仲になった。

私がGLGGが好きだということは言っていないが、
私の体からそういうオーラが出ているのか、彼も私と話をするのが楽しいらしく
まるで昔から知っている仲みたいに話せる。

彼は21歳独身。

私の知るゲイガイがそうなように、
彼もまたとても明るい。
私が彼を気に入っているまず最初の理由が
自分のことがゲイだと周りに言っていることだ。

「僕は明るいゲイガイなの。」

それにしてもあの底抜けの明るさはどこからくるのか。

彼に「彼氏」がいるのかはまだ知らないが、DCのゲイクラブにはよく通っているらしい。

そんなケビンが今朝とても大人しくて、
私は彼が欠勤しているものだとばかり思っていた。

そんな彼がちょうどよく私のキューブに立ち寄ってこう言う。

「ハーイ、スペシャルケイ(彼は私をこう呼ぶんだわ)。



今日は何だか僕は落ち込んでるんだー。話聞いてくれる?」

何でも彼のキューブが位置する隣のキューブのオバサマが
どうやら彼のことを良く思っていないらしく、何かにつけて批判してくるので
それが彼の気を落ち込ませてるようだった。

彼は明るいが、時としてとても繊細に傷つくらしい。

今でこそ世間はゲイピープルに対してオープンであるが
オバサマの世代はまだゲイピープルにとっては否定的であるのはしかたない。

「まあいろんな人がいるからねー。
でもあれだわ。周りの人全てに気に入られようって思っても無駄だよ。
誰だって嫌われたくないと思うけど、好かれようとして頑張ると結局自分を見失うことも
あったりするけんね。いーじゃん、他の人のことは。
考えるだけ時間の無駄無駄。それよかアンタが静かだと気持ち悪いね。
何か変な物でも食べたんじゃないかと思ったじゃん。」

ここまで言ったら彼もいつもの明るさを取り戻せたのか
通常のオネエ言葉で元気に話し始めた。

「ありがと、スペシャルケイ。
そうよね、自分を失うのは悲しいことだわ。
あのオバサマのことはもーいいわ。
自分らしく明るくバブリーに振舞うわね。」

と言って彼は自分の髪の毛の乱れを気にして頭を撫でながら
彼のキューブへと戻って行った。


そうなのだ。

彼の底抜けの明るさって、そういうところから来てるのかもしれない。

ゲイの人たちっつーのは、どこか割り切って生きてるというか、
自分の人生をどう楽しく生きていくかをちゃんと知っている。

普通一般の(と言ったら言葉に弊害があるかも知れないが)人は抱えない問題を抱えている分
ある強さがあると思う。

私は相手がどんな人種で、男だろうが女だろうがゲイであろうが
自分の信念をしっかり持っていて、強く生きてる人って大好きだ。

彼はまだ若くて世間知らずなところがあるのかも知れないけど
私は彼の、「ワタシはこうやって自分なりに楽しい人生を送ってる」的オーラが好きで

彼のキューブの壁一面に張られてるブリトニーのポスターを指差して

ブリトニーのこういうファッションが好きなの

と目を輝かせて説明してくれる彼から、今日も明るい陽のオーラをもらった。



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さて、今回もまた懲りずに聞かれてもないのに披露する晩ごはん。

昨日はチキンパニーニというホットサンドを作った。



これがもう、自分で言うのもなんだが、今まで食べてきたパニーニの中で
一番美味しかったのでうれしくてしかたない。

パニーニに使用したバジルやらローステッドレッドペッパーが大量に余ったので
今日はピザにした。



例のレシピ本からのレシピなのでレストランで食べるカロリーの3分の1ぐらい。

それにしてもフレッシュモッツァレラチーズってうまいね。


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