日曜日の朝。
私はすでに1週間の買い物を済ませ、お腹もすいたことだし
お料理番組でも見ましょうと、のんびりとソファーでくつろいでいたところに
ハニバニがまじめな顔をしてやってきた。
『ちょっとすごい話するからテレビは一時停止して。』
これはなんだかとてもまじめな話のようである。
彼は『今朝ね、すっごい嫌な夢みたんよ。』と言って
さっそくその夢の内容を説明してくれた。
『この話には僕とケイエス、それからミディとフリスキーがまとめて登場しとったん。
何か僕たちは誰かに追われていて、みんなでビルの上の方に隠れとるんよ。
追ってくる人にバレないように声はひそめてね。
なのにケイエス、あんたはどうしてもかさかさ音は出すわ、物は落とすわで
僕が注意を促したんよ。
『見つかったら殺されるよ。だから静かにして。』って。
そしたら逆ギレしてもっと僕の神経を逆撫でするみたいに
もっと音を大きくして逆らうんよ。
でね、『そんな音だして。殺されるときはケイエスを置いて逃げてやる。勝手にし。』
って僕は突き放したん。
するとね、急に可愛い声で『アイラブユー、アイラブユー』って
僕に抱きついてきたん。ああ、やっぱりケイエスは可愛いなあって思った瞬間、
ケイエスはくすくす笑いながら抱きついたままで僕のお尻をナイフでぐさぐさ刺しよったん。
くすくす笑いながら、よ?
で、僕はびっくりして恐くなってあんたを抱きかかえて
近くにあった窓からあんたを放り投げたん。
ケイエスを殺してしもーたんよ。
え?何でそんな酷いことするんかって?
それはあんたが悪いんよ。
だっていきなり刺すんじゃもん。腹立つよ、やっぱり。』
ここまで聞いて、私自身のサイコぶりにわくわくしたのだった。
彼はさらに続ける。
『わ。ケイエスを殺してしもうたって思った瞬間、
傍におったフリスキーがあんたの後を追って窓からジャンプしてしもうたん。
あれは後追いなんとかって言うんかね。
でもね、それ見てもっと腹立ったん。
僕の猫であるはずのフリスキーが「あんたの後」を追って自らジャンプして行くんじゃもん。
でね、残された僕とミディが唖然としよったら目が覚めたん。』
それにしても壮絶な夢である。
明らかに悪夢である。
気になることがあったので聞いてみた。
『目が覚めたときに、寒くなかった?』
彼の答えはこうであった。
『むっちゃ冷えとったん。』
実はこないだすでに常連コメンテーターになりつつあるSolo_Pinさんと
『悪夢を見る条件』みたいな話を彼女のブログでちょっと語ったことがる。
(その例のSolo_Pinさんの記事:「えらい夢」)
ハニバニの夢でとても興味深いことが3点ある。
<その1>
12月1日の記事の下の方で、私が『クリスマスはナイフ(包丁)がいいかな』と言ったところ
何気に『何か企んどるん?』と聞いてきた彼。
今でも彼の頭の中で、妻にナイフを買ってやると何だか後悔するのではないかと思っているのではなかろうか。
<その2>
ハニバニは年のせいか(ぶっ)ちょっと体をなまらすと関節が痛み出す。
つい最近、太ももから尻にかけての関節痛を訴えていた。
夢の中で、その最も痛い箇所を豹変した妻にぐさぐさと刺される。
<その3>
その悪夢を見る前夜、私が気持ち良さそうに寝ているベッドの傍らで
同じように気持ち良さそうに、ぴったりと私に引っ付いて寝ているフリスキーを発見し
ちょっとうらやましく思ったハニバニ。(後にそう告白)
それから言うまでもなく、目が覚めたときの体の冷えである。
私は昔から『寝ているときに体が冷えると嫌な夢を見る』と聞かされていて
(逆説には『嫌な夢を見ると体温が落ちる』とも聞いた)
Solo_Pinさんが悪夢を見たその朝も、とても寒かったとコメントのお返事を頂いたのであった。
夢とはなんとも奥が深い。
そのSolo_Pinさんとも同意したことであるが、
悪夢を見たら、その朝のうちに誰かにその内容を言ってしまおう。
そうすると正夢にならないとか...
まあ、彼の夢が正夢になるとすると、そりゃ一大事である。
朝のうちに私に告白したハニバニ。
それが功を奏したのかは不明だが、
おかげで血みどろな相互殺人は、今のところ、起こっていない。
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さあ、話をコロリと変えて「聞かれもしないのに公表するケイエスの晩ごはん」。
土曜日はCracker Barrelに行ってきた。
ケイエス:レインボートラウトとハッシュブラウンキャセロール、スイートベイビーキャロット
ハニバニ:チキンテンダー、ハッシュブラウンキャセロール、マックNチーズ、ピントビーンズ
日曜日はポークチョップ(やけに小さい)。
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何だか最近夢見が悪いって人は、肌が露出して
冷えないかとか寝る前に確認することで悪夢は避けられるかも知れませんよ。
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いつもありがとう。