バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

箱を開けると

2011年01月20日 | お仕事

さて、前回の記事ではシステムダウンにより、私がいかに散々な月曜日を迎えたかを述べた。


今日のこの記事はその続編。



ハードドライブの故障ということで、私が日ごろお世話になっているIBMサポートのジムがやってきた。

今までいろんなITサポートと一緒に仕事をしてきたが、
彼の仕事ぶりには感心した。

まるで優秀な日本人と仕事をしてるみたいだ。

うちのメインコンピューターがあるのは通称『Data Room』と呼ばれるフロアで、
私も一日に一回は必ず訪れる場所である。

そのフロアと私のキューブのあるフロアは階も違えば、西と東、まるでLAとNYぐらい真反対の位置にある。

私は前日、忙しくて出来なかった本来の私の仕事が山のようにあり、
彼をそこに残して自分のフロアに引き上げたのだが

彼はひとつひとつのアップデートのたびに、

「今こういう作業を行っています。」とか、
「10分ほど場所を離れますが、すぐに戻ります。」とか、

本当に私の目の前で彼がどういう行動をとっていて、
復旧作業がどんな感じなのかが気持ち良いほどわかる。

「10分ほど場所を離れて」というのは、
それがトイレ休憩だったりもあるが、メインは、言葉で現状を知らせるだけでなく、
自分の行っている作業が後々で記録に残るように、メールに記述して送ってくれるということだった。

嬉しい知らせが届いたのは彼が到着して3時間ぐらい経ったほどであった。

「あと30分もすれば完了しますよ。」


昨日のハプニングとは一転し、なんと穏やかな日だろう


と、私は安堵した。







のもつかの間。





彼からの電話で「完了」を告げられるのかと思いきや、彼の口から飛び出したのはこういうことだった。



「本当なら点滅すべきライトが何も反応してないんです。」



思えば雲行きが怪しくなってきたのはそこからであった。

それから30分後ほどして、彼が別のIBMサポートにさらなる助言を求めるべくして電話をする。

それから30分後ほどして、彼はこう言ってきたのである。



「できれば僕の予想が正しくなければと思っていたのですが、
事態は思ったよりも重症のようです。」




そう告げられてふと頭に浮かんだのは、

ハイウェイ95号線沿いで見かける鹿の死体がかなり古くなっていて、

ああ、また鹿の死体か、今朝ぐらいのかな
他の事故にならないように、撤去すっかな

みたいに道路交通安全局の人が死体を動かそうとしたら、その死体は今朝からのものではなく
実は数ヶ月ぐらい前からのもので、体の中はぐちゃぐちゃで、
うじ虫だらけになっているのだった

...というもの。


グロ。


前回のSAWの足のせいだ。


とにかく、ジムの言葉だと、表面(ハードディスクが示すエラー)では単純なエラーだったのに、
箱を開けるとそんな単純ではなく、もっと重症で直すのもややこしいんよ、つーことだった。



今朝の穏やかさとは一転し、なんと気が滅入る午後だろう



結局、


大掛かりなメンテナンスをすることになり、
それは平日、つまり私たちがリアルタイムに作業しているときは無理だという。

なぜならば、完全に根こそぎ、メインコンピューターもシステムダウンしてしまうから。


よって、


出来れば早い週末、今週末にもということで話はまとまり、
作業にかかる時間を考慮して、私は午前5時に出社して(聖子ちゃんの♪マイアミ午前5時♪歌っちゃうわ)
システムダウンの作業の前に行わなければならないシステムセーブという作業をすることになった。

しかもその作業、

今回は例のシステムエラーも搭載されている作業につき、
エラーが発生して作業が中断することを避けるために、エラーが実際に発生するまでパソコンの前から
離れられないというもの。

エラーがリアルタイムに発生したら、マニュアルでプログラムしてゆき、
作業を続行させるのだ。


気が遠くなるぜ。


それは10分ぐらいで起こる可能性もあれば、
2,3時間で発生する可能性もある。


実際のシステムダウンは土曜日の午後から、システムセーブが終わっただろうという時点でジムがやってきて
部品を交換したり、アップデートすることになっている。

だからもし私が注意していなければ、午後からのメインの作業も遅れてしまうということだ。





もー、嫌じゃ~~。





これが前回の記事のコメントでミミさんが忠告してくれた

『先の見えない冬であり、真夜中のようなもの』

というものなのだろうか。

先が見えないとはまさにこのことである。



でもまあ、確かに気が遠くなるのは確かだが
これから先のシステムの完璧な状態を考えると、悪いことはさっさと終わらせるのもいいだろう。


そう前向きに考えでもしないと、部屋の隅で膝を抱えてウジウジしそうだ。


それとも、画面ほぼ中央のダークなスーツの彼のようにブチギレようか。






私の頭の中ではこういうことをしている自分を想像してニヤケるが、
実際のケイエスには理性があるでそれはなさそうだ。





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そーいや、昨日これ食べた。





去年帰国したときにりんちゃんにもらったやつなんよ。



白菜ってこんなに甘かった?ってぐらい美味しかった~。


ごちそうさまでした♪


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今日はとても静かな一日でした。どうか続いて。


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