バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

夢を抱えて

2011年09月26日 | お仕事

職場で使うOutlookの調子が最近どうもおかしい。


特に月曜日。


普段の立ち上がりに時間がかかることもそうだが
今日なんてもっとひどかった。


一度Outlookを開けてみると、なんとフォルダーに何も入っていないと言いやがるではないか。


私のフォルダーが空になることなんて皆無である。


誰かが意図的に削除したか、または何かの間違いで全部消えてしまったか。


いずれにせよ、それだけで目の前が暗くなったことは事実だ。


声も出せないままでいると、なんとその数秒後にまとめてフォルダーが開いた。


月曜日の朝にぴったりのスタートである。


着信時間の早いものから、読みたくない読まなくても問題ないメールは
ザクザク削除してゆく。


一番最後に金曜日の午後、私が帰宅してから届いたメールの中に
Job Interviewという件名を見つけたときはさすがに私自身の目を疑った。


『月曜日の午後、都合がよろしければ下記のスケジュールで面接を行いたいのですが。』


時間が悪ければスケジュール変更もしますと書かれてある。


私はスクリーンをぼんやりと見つめながら、
「と、いうことはテストには合格したっつーこと?」と何度も確認し、
思わず笑みがあふれ出る。


ちょっとこの気持ち、文章では表わせないなあ。


今までテストに合格したことがないから、面接までこぎつけなかった。


今回は面接への招待状を受け取った。


夢かと思った。


できるなら、この夢みたいに浮かれた気持ちで全てを終わりにしたかった。


テストに合格したことだけで私は向こう3ヶ月ぐらいは完璧に幸せでいられるような気分だった。


ほんのりとした気分で、私は返事をすぐに送った。


『スケジュール通り、今日の午後で大丈夫です。必ず伺います。』


浮かれついでの延長で、浮かれたまま面接をするほうが緊張せずにいいだろうと判断したことと、
さっさと白黒つけたかったということがある。


こうして私は今日の午後、面接をしてきたのである。


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緊張しなかったといえば嘘になるが、
先週、テストを受けた日に比べれば全く楽だった。


まず最初に見せられたのが、こないだのテスト結果であった。


私は自分の解答にはもうめぐり合うことはないと思っていたので予想外であった。


予想外といえば、そのテスト結果であった。


合格したとはいえ、合格者の中にも最高得点をとった者もいれば
最低得点でぎりぎり合格する者もいる。


私の憶測であるが、私の場合、自分自身は後者のように思えた。


思ったよりも間違いが多いのである。


まとまって全問正解のところもある一方、まとまって全滅という感じ。


今までの浮かれ気分もぶっ飛び、唖然としながら
「こんなんでよく持ちこたえましたね、私。」
と言うと、彼女は「そんなに悪くないのよ、これでも」と言ってくれた。


彼女に抱きついておいおい泣きたい気分になる。


面接は10問ほど、あらかじめ彼女が用意しておいた事柄に答えることであった。
私が覚えている質問は下記のとおり。



『あなたの「売り」は何?』

『今している仕事で分析に関わる仕事というと何?』

『5年後、あなたはキャリア上、どの地点にいると思う?』

『チームとして仕事をしていきたい?それとも個人のペースでやっていきたい?』

『あなたのこれからの課題は何?』



後はこちらからの質問に彼女が答える、とう感じで時間が過ぎていった。

「あのー、最終的にテストに合格して面接にたどり着いたのは何人いるんでしょうか。」
と聞くと、「ケイエスさんを入れて7名ですよ。」と言う。


そっか。


私が採用にならなくとも、他に5人も同士っているんだ。
と、そういうことを思うのが実に私らしい。


今週中には結果を知らせますねと彼女は言って、面接は終わった。


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面接の感想としては、思ったよりもスムーズに上手くいったと思うが、
今朝のようにいまいち浮かれた気分になれないのは、きっとその職種の仕事内容を詳しく理解したからだと思う。


やはり思ったとおりややこしく、正直、私の手に負えるのかなあという気持ちである。
給料は確かにアップするが、腹を抱えて笑ってしまいたくなるほどの上昇ではない。


それなのに仕事の難度、責任感は非常識なほど大きいのだ。
仕事のストレスを家に持って帰って、ハニバニと分かち合うのは絶対に嫌である。


先週テストを終えた時点で、テストの解答をああでもないこうでもないと考えては
安堵と失望を繰り返したと言ったが、
今日は今日で、もしかすると採用になるかも、でも採用になったらなったで仕事がもっと難しくなるし
それでは毎日が楽しくないではないかなど、またもや気分がジェットコースターみたいに
上がっては下がる、を繰り返すのであった。


っつーかね、あのテストの出来具合から判断すると、まず採用にはならないね。


職種によっては、実技よりも面接を重視することもあるのだろうが、
この職種は実技を重視されることが可能性としては大だと思う。


というわけで、とりあえず、おしまい。


今夜はテストに合格したことだけを胸に抱えて
ぐっすり眠ることにしよう。


私にはそれだけで十分うれしい。


********************




中華食べた。

Hunan Pork



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今朝どこかのニュースで近くの
軍事基地がフィールドトレーニングで爆撃の練習をするので
地震に似た揺れが起こるが気にしないように、とやっていた。
てめーこんなときに何で地面揺らしてんだよと毒付く私です。



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