バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

Tokyo Sky Tree

2011年09月30日 | お仕事

               
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こないだNHKスペシャルで『東京スカイツリー 世界最難関への挑戦』というのをやっていた。
みなさんはご覧になっただろうか。


夜眠る時間になってふとテレビJapanをつけてみたらちょうど始まったばかりで、
観るつもりはなかったのに最後まで観てしまう結果となった。


私はすっかり忘れていたのだった。


3月11日、東北大震災があった時、あのタワーの頂上近くで人が仕事をしていたということを。


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それにしても、今更ながらに考えるとなんと無謀な計画だったろう。


世界一高いタワーを、こともあろうに世界で最も地震が発生する国「日本」に立ててしまうのだから。


さて、その番組は東京スカイツリーの建設にあたっての苦労や困難にぶつかっては
それを乗り越え、見事高さ634mに到達させた建設者のドキュメンタリーであった。


私は自分が眠たいのもすっかり忘れて、ただ心臓をばくばくさせてその内容に見入った。


そして3月11日。


普段の地震には慣れているはずの彼らも動揺を隠すことが出来ないほどの揺れ。


地上であれほどの揺れだったのだ。


地上から600m以上も上のことなど想像もつかない。


私はそれから信じられない光景を目の当たりにすることになる。


危ないからと、その場を離れた作業員が、やりかけだった上の仕事が心配になり、
余震がまだ続いている中、現場に戻って仕事を再開し始めたのだった。


余震がまだ続いてる中、ですよ?


アメリカじゃまず考えられないね。


その現場の日本人だって「えー、本当に大丈夫なの?」って思ったと思う。


何なの、日本人って。


仕事だから仕方ない?
それともやってる仕事に対する情熱?


そして目標だった634mに到達したときの作業員の顔を見たとき、
私も一緒になって感動した。
目頭が熱くなったね。


日本人らしいなと思ったのは、とても嬉しいはずなのに
誰一人はしゃいだり大声をはりあげず、
ただ、こみ上げる達成感を一人ひとりが噛みしめていたというところだろか。


東日本大震災から、いろんな場所で復興を願ってチャリティーコンサートや催しがあるが
いろんなカタチで人々は勇気とか元気を日本全体に送り続けている。


私もたくさんのそういうテレビ番組を観てきたが、
個人的に、この番組から一番たくさんのポジティブオーラを受け取ったと思う。


日本にいるとわからないけど、
日本から離れていると日本の良さがすごくわかるんだよ。


特に被災した後の日本。


日本の技術(建設、製法とかね)なんて世界一だって。


こないだ、コメンテーターのりんちゃんがメールで言っていたことなんだけど、
なんでも彼女の会社が納品した機械のパーツ180個のうち100個が不良品だったということだ。


驚いたのは、OKだった80個のパーツはなんと昔からの職人さんが
作っていた物だったと彼女は言う。
問題のあった100個は機械が作ったものらしい。


しかも、その職人さんが作るパーツの誤差は0.01~0.03というからスゴイ。



しかしまあ、あれだ。



日本人、頑張るよね。



努力は絶対に先で実を結ぶんだよね。



そう思うと私も一つ一つ、こつこつと頑張れそうな気がする。



どうしてこんな話をするかというとね、
今日、こないだの面接の結果が知らされてね、
採用のオファー、いただきました。



電話で知らされたときの私の心境はすごかった。



その模様はまた後日更新するとして。



とりあえず今は、
選ばれてあることの恍惚と不安と2つ我にあり
といったところです。
太宰治じゃないけど。


ちょっとまだ信じられない。



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今日ちゃんと眠れるかなあ。

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