つくば植物園の熱帯資源温室外側の花壇で咲いていました。樹高は50cm程度で、枝は横に這うように伸びてやや枝垂れており、ピンク色の花弁の内側には白と黄色い色が見え美しさを強調しています。葉と茎には細かい繊毛が生えています。別名である「コバノランタナ」の由来は、通常のランタナより葉が小さいことによるそうです。説明板によれば、南アメリカ原産で、「Lantana montevidensis」クマツヅラ科、ランタナ属の常緑低木です。写真は5月9日に撮影しました。
つくば植物園で見かけました。この樹は花より秋に実る赤い実が美しいので、ご存知の方も多いと思います。花は写真のようにとても地味です。樹高は3m~5mくらいで枝いっぱいに4弁の白い小さな花が咲いています。説明板によれば、「Euonymus sieboldianus」、ニシキギ科の落葉小高木です。秋の赤い実が美しいことから庭木などとしても植栽されるようです。写真は5月9日に撮影しました。
つくば植物園で見かけました。枝いっぱいに咲く5弁の白い花弁に独特の色をした雄しべが特色です。遠くから見るとヤマザクラのような感じを受けます。説明板によれば、絶滅危惧IB類(EN)に指定されており、学名は「Pyrus calleryana」で、バラ科、ナシ属の落葉高木です。実は直径が1cmくらいでとても小さいことからこの和名になっています。図鑑を見ると、この樹は、日本の他に朝鮮半島や中国、ベトナム北部辺りに分布するそうです。日本では、東海地方の一部にのみ自生する珍しい樹だそうで、絶滅が危惧されて大切に保護されています。写真は5月9日に撮影しました。
つくば植物園の食の植物展示区画で各種のイチゴが展示されています。ブラックベリーに花が咲いていました。説明板によれば、米国中部地域が原産で、「Rubus fruticosus 'Ouachita’」、バラ科、キイチゴ属の落葉低木です。美しい白い花ですが、秋には黒色をした実をつけます。ジャムなどにして食べられています。写真は5月9日に撮影しました。