食卓に並ぶ野菜の花を見る機会少なくなりました。つくば植物園の食の植物展示区画では、日頃食材となる植物を育てて展示してあります。ポピュラーな「キュウリ」の花を紹介します。黄色い雌花に小さなきゅうりの実がついています。これが徐々に大きくなって、開花後およそ2週間程度で食べられる大きさになります。説明によれば、ヒマラヤ山脈南東部が原産で、「Cucumis sativus」、ウリ科と記されていました。写真は6月25日に撮影しました。
茨城県フラワーセンターで見かけた大輪のクライミングローズ(蔓バラ)です。黄橙色の花弁の多い四季咲き性のバラで、ほんのり香りがあります。説明によれば、1999年にドイツで作出されたと記されていました。写真は6月4日に撮影しました。
茨城県フラワーパークで見かけた淡いピンク色でほのかに甘い香りのする美しいスラブ系のバラです。花の名前は、ドイツの文豪ゲーテの愛した女性の名前に由来するようです。このバラは、咲き始めは高芯のようにも見えますが、開花が進むと花弁が多くなって襞が出来、カーネーションに似た形にも見える時期があります。写真は6月4日に撮影しました。
茨城県フラワーパークで初めて見ました。「ドッグローズ」とか「犬バラ」と呼ばれる野生のバラだそうです。秋には赤い実(ローズヒップ)を付けますが、その実にはレモンの数十倍と言われるビタミンCを含むので、古来健康に良い自然の恵みとして食されてきたようです。いわゆるハーブとして活用されてきたワイルドローズで、花びらや実をお茶や料理に使ったり、入浴剤や香り袋に入れて癒しに使ったりされてきました。今度フラワーパークへ行ったら、レストランでローズヒップのお茶を飲んで見ようと思います。写真は6月4日に撮影しました。