つくば実験植物園の温室で見かけました。椿の交配親として貴重な原種のようです。ローゼフローラは、1850年代に中国から英国に導入されていますが、詳細は不明です。花の色や形から雑種起源ではないかとされます。花色は紫がかったピンク色で、花弁は直径が4cmくらいで枚数は6-9枚です。とても美しいと思います。まだ十分な説明は記されていないので、わからないことが多い花です。
つくば実験植物園の熱帯山地雨林温室で展示されていました。名前のとおりこの植物も補虫能力があります。説明によれば、補虫葉の内側の感覚毛が2回刺激を受けると葉を閉じるそうです。米国(ノース・サウスカロライナ州郊外の湿地)が原産のモウセンゴケ科の食虫植物です。この植物が食べる虫は、ハエだけではなく、ダンゴムシ、アリ、ヤスデなど近寄る虫はなんでも食べるようです。室内で鑑賞する際は、虫がいないので、カツオ節やチーズ片をたまに与えている愛好家もいるとか。面白いですね。餌になるものを与えないで、指で触って補虫葉の動きを何度も楽しむと、エネルギーを使い果たして枯れることがあるそうですから注意が必要です。