つくば実験植物園で小さな独特の黄色い花を咲かせていました。キク科の多年草で、海岸の崖に生育しています。銚子の犬吠埼周辺から静岡県御前崎にかけての海岸で分布していることが確認されています。海岸植物らしく葉が厚みがあって美しいのも特徴です。栽培されている菊とも自然交配しやすく、雑種が多くあると記されていました。写真は11月16日に撮影しました。
つくば実験植物園で撮影しました。説明によれば、屋久島・奄美大島地方の海岸に生育する菊で、草丈は比較的低く葉に厚みがある感じは海岸付近で見る植物の特徴です。花は11~12月頃咲きます。染色体の数から見るとリュウノウギクが変異したものと考えられると記されていました。絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定して保護されています。