つくば実験植物園の中で5月の中旬ころから草丈の高い白い花を見かけるようになります。人の背丈を超えるほどのものもあり、撮影にも苦労します。せり科の多年草で、東北~九州までの林縁など広い地域に分布しています。写真でお解りだと思いますが、小さな白い花がたくさん集まってほぼ平らな状態の花序(散形花序)をしています。
つくば実験植物園の小川の畔で毎年咲きます。ここ数年で株が増えて豪華に見えるようになりました。ご承知の通りこの花は野生種で、花菖蒲の交配親と言われます。草丈は1.2m位あって凛としているように見えます。写真は5月28日に撮影しました。
躑躅が終わる五月中旬ころからつくば実験植物園のあちこちで見ることができます。バラ科の落葉低木で、下野の国(現栃木県一帯)で発見されたことからの和名だとのこと。日本各地に分布しています。花は一見コデマリにも似て見えますが、ピンク色の花は多数集まって咲きますので、より豪華に見えます。写真は5月28日に撮影しました。
つくば実験植物園の観察路脇で咲いていました。枝先につく白い花には芳香があり花が咲いているのがすぐにわかります。この植物は、古来邪気を払うとされ、扉に枝を挟んでいたことからの和名と言われます。写真は5月28日の撮影で、花が終わる頃のものです。
つくば実験植物園で毎年美しい花を観ることができます。藤色の花がややうな垂れるように咲いています。説明によれば、絶滅危惧IA類(CR)に指定して保護されています。朝鮮半島や大分県・熊本県・長崎県などに分布しています。写真は5月28日に撮影しました。