薄紅色をした美しい「仙台屋」桜が咲き始めました。茨城大学農学部付属サイエンスフィールド教育研究センター入口の道路の両側に並木があります。満開の頃には甘い香りも楽しめます。写真は4月7日に撮影しました。
阿見町はご承知の通り、帝国海軍霞ヶ浦航空隊があり、東洋一の飛行場が所在したため、桜の古木が多数残されています。山本五十六が建立に尽力した「霞ヶ浦神社」が当時の航空隊本部横にありました。戦後GHQの指摘で「霞ヶ浦神社」は、本殿を近くの「阿彌神社」へ移設し、全国海軍航空殉職者の霊名簿はしばらく有志等が保管していたが、昭和30年に「海軍航空殉職者慰霊塔」が建立されて「石碑」内に安置されています。毎年4月の桜の時期に慰霊祭が行われていると記されていました。この桜の大木は歴史を見つめ、御霊を慰霊してきたのだと思うと、毎年この時期に桜を観に訪れて手を合わせています。写真は4月7日に撮影しました。