つくば植物園で4月中旬頃から咲いています。薄紫色の小振りの花が特色で、ツツジの仲間の中でも開花が早いものの一つです。まだ若葉が出ない林の中で葉のない枝に美しい花が咲いてとても目立ちます。写真は4月14日に撮影しました。
つくば植物園ではあちこちでこの桜が咲いています。花の直径は1.5cm程度で小さいですが、枝先に咲く5弁の花がくっきりしていてとても愛らしい花です。前掲の緑萼桜もこのマメザクラの一種だそうでが、交配元の桜として各種の桜にこの性質が受け継がれているようです。写真は4月14日に撮影しました。
つくば植物園で珍しい桜が咲いていました。観察路から離れていて接写が出来ませんが、枝に芽吹いた小さな緑色の葉と白色の小さな花、その花柄付近がほんのり緑色に見えます。萼が緑色をしているからの和名でしょう。それにしても珍しい花を咲かせる桜の一つです。説明によれば、「Prunus incisa f.yamadei」、バラ科と記されていました。写真は4月14日に撮影しました。
つくば植物園の林の中で見つけました。樹がやや大きくて近くでの拡大写真は撮影できませんでした。紅色が濃い美しい花です。説明によれば、「Prunus×kanzakura」、ヒカンザクラとハヤザキオオシマの交雑種だろうと考えられているようです。写真は4月14日に撮影しましたが、花は終わろうとしている頃でした。この種は、寒さに弱く、関東以北での生育は難しいようです。
つくば植物園で見かけました。花弁は小型で、薄い紅色の八重咲きの枝垂桜です。蕾は濃い紅色をしていました。説明によれば、エドヒガンの園芸品種だそうで、「Prunus pendula f. pendula 'Pleno-rosea'」と記されていました。写真は4月14日に撮影しました。
つくば植物園で咲いていました。3月の彼岸の頃から咲き、4月中旬は花が終わろうとしている頃でした。ヤマザクラとともに長寿で強いことから大木になり、ソメイヨシノよりやや早く咲きます。薄紅色から白色までいろいろな花が咲いているのも特徴です。萼と花柄が褐色で目立ち、繊毛が多いのも特色かもしれません。桜の接ぎ木の台木として使われます。写真は4月14日に撮影しました。
つくば植物園には数本の大きなヤマザクラの木があります。余りにも背が高いので、花を撮影するのは大変です。それでも公園中央にあるヤマザクラは背丈のところに花を咲かせてくれています。今年は花が咲くのが遅れていたため、4月中旬にはまだ3分咲き程度でした。白い5弁の花に赤褐色の若葉が映えてとても品格を感ずる桜です。かつて伊勢に住んでいた頃、20mを超える巨木のヤマザクラの満開を観た時は感激でしばらく立ちつくしてしまいました。ソメイヨシノやサトザクラ系の八重桜等とは一味違った古の香りがするような気がします。写真は4月14日に撮影しました。
つくば植物園で咲いていました。ほぼ満開の状態で、花全体が薄紅色で、若葉と花が同時に見られる品種の桜です。オオシマザクラとエドヒガンサクラの自然交雑種と言われています。写真は4月14日に撮影しました。ことしは、つくば周辺では、桜の花は昨年より約1週間くらい遅いように思います。
つくば植物園で純白の花を見せてくれていました。葉の緑色と白い花の対比がとても鮮やかです。説明によれば、中国原産で、「Exochorda racemosa」、バラ科の落葉低木です。写真は4月14日に撮影しました。
茨城大学農学部の農場に隣接する遊歩道にも数多くの種類の桜が咲いています。その品種が多いことから、3月中下旬から5月初旬まで各種の桜を観賞できるため、愛好者が多く集まって遊歩道を歩きながら花見をしています。この品種は、白い大きな一重のオオシマサクラ系の花ですが、花の中央が名前の通り、薄墨を塗ったように見えることからの和名のようです。写真は4月16日に撮影しました。
茨城大学農学部の構内で咲いていました。この桜は、カンヒザクラとソメイヨシノとの自然交配でできた品種と言われ、神奈川県真鶴町で発見されたものだそうです。蕾は紅色が濃く、開花した際も薄紅色がとても愛らしい感じがします。写真は3月14日に撮影しました。