つくば実験植物園の林縁で咲いていました。淡黄白色の小さな花(泡のように見えます)が房状(円錐花序)になっています。説明によれば、本州・四国・九州朝鮮半島南部、中国に分布し、「Sambucus racemosa subsp.sieboldiana」、レンブクソウ科(旧スイカズラ科)の落葉低木です。花が終わると小さな実がついて夏ころには赤くなります。古来神事で使う木幣はこの木から作られています。
つくば実験植物園の小川の畔で見つけました。数が少なくなっているといわれる野山で自然に生育するサクラソウの一つです。説明によれば、準絶滅危惧(NT)に指定され、「Primula sieboldii」、サクラソウ科と記されていました。わが国には26種類のサクラソウがあり、そのうち19種類は絶滅が危惧されているそうです。詳細は『サクラソウを探しに~絶滅危惧種を追って~』(http://www6.plala.or.jp/t-kami/primura.html)で記述されていましたので、ご覧下さい。写真は4月末頃撮影しました。
つくば実験植物園で保護されて展示されていました。絶滅危惧(IB類(EN)に指定されています。林の木陰の中で鮮やかに黄金色をした花が咲いている様子は格別の感慨があります。説明によれば、本州の一部、四国、九州に分布し、「Calanthe citrina」、ラン科と記されていました。
つくば実験植物園の温室で咲いていました。説明によれば、熱帯アフリカ西部原産で「Acanthus montanus」、キツネノマゴ科の多年草です。葉は大きく広くて先端にトゲがあります。花は紫色の模様があり、つぼみの状態は巻いているように見えます。写真は4月中旬に撮影しました。
つくば実験植物園の温室で咲いていました。南アフリカ原産で「Machaya bella」、キツネノマゴ科の常緑小低木です。花は写真のように漏斗状の花弁で中に薄紫色のすじが入っています。全体に柔らかい雰囲気を持ったt花で癒されます。写真は4月末ごろ撮影しました。
つくば実験植物園の温室で咲いていました。淡黄白色をした花で、雌花には瓜のような実がなり、食用になります。実は10㎝位の楕円のボール状で、果物屋さんで見かけるものと同じです。初めは緑色をしています。熟すと黄色や赤みを帯びてきます。写真は5月12日に撮影しました。
つくば実験植物園の温室で見かけました。園芸店などでは、「ゲンペイカズラ」でおなじみかもしれません。説明によれば、西アフリカ(熱帯アフリカ西部)原産で、「Clerodendrum thomsoniae」、シソ科(旧クマツヅラ科)のつる性常緑低木です。白い萼と赤い花びらがくっきり見えてとても可憐な花です。
つくば実験植物園の温室でこの時期に咲いています。南アフリカ原産で、「Ochna serrulata」、オクナ科です。赤い萼になる黒い実の位置関係がミッキーマウスに似ているところからの名称で子供たちに人気があります。写真は5月12日に撮影しました。
花壇に植えたカワラナデシコの園芸種です。清楚でかつ妖艶な姿に見えてとても好きな花の一つです。前掲のカーネーションも同じナデシコ科ですから仲間です。カワラナデシコの仲間は日本固有種からの流れが多く、カーネーションは地中海沿岸を原産とする種が多いと思います。
つくば実験植物園の熱帯雨林温室で初めて見ました。オーストラリア原産で「Alyogyne huegelii 'Tiara'」、アオイ科の常緑小低木です。薄紅紫色の柔らかそうな花弁で、気になる存在でした。
つくば実験植物園で見かけました。樹高が高く花が上を向いて咲くので、花を撮影するのは苦労しますが、今回たまたま低いところで咲いており撮影しました。ボケ等とは近縁の植物です。秋には薬効のある黄色い実がなり、カリン酒などにして飲む人も多いと思います。のど飴などにもこの成分が入っているものがあります。写真は4月末ごろ撮影しました。