つくば実験植物園の絶滅危惧植物展示区画で観ました。草丈は10㎝位で低いですが、アヤメの特徴をした美しい花でした。説明によれば、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定され、「Iris rossii」、アヤメ科で、本州~九州、朝鮮半島、中国に分布している多年草です。青紫色の花弁が印象的でした。
つくば実験植物園の中にクマガイソウの群生地があります。絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されている貴重な植物で、保護のために管理されている場所です。毎年4月の下旬ころ林の中で独特の花を咲かせています。似た花により赤み(赤紫)を帯びたアツモリソウがあります。かつて北海道に勤務したころ観た貴重なレブンナツモリソウ(礼文敦盛草)にも似ています。自然界では盗掘などで減少した種も、植物園などで保護する活動が成功して増えているようで喜ばしい限りです。