京都の桜守「佐野藤右衛門」によって作出された桜です。開花初期の薄紅色の花は満開の頃になると紅色がやや濃くなり散っていきます。写真でお分かりだと思いますが、花の中央付近に立ち上がったような旗弁が見えて華やかな感じがする花です。
薄紅色をした美しい「仙台屋」桜が咲き始めました。茨城大学農学部付属サイエンスフィールド教育研究センター入口の道路の両側に並木があります。満開の頃には甘い香りも楽しめます。写真は4月7日に撮影しました。
阿見町はご承知の通り、帝国海軍霞ヶ浦航空隊があり、東洋一の飛行場が所在したため、桜の古木が多数残されています。山本五十六が建立に尽力した「霞ヶ浦神社」が当時の航空隊本部横にありました。戦後GHQの指摘で「霞ヶ浦神社」は、本殿を近くの「阿彌神社」へ移設し、全国海軍航空殉職者の霊名簿はしばらく有志等が保管していたが、昭和30年に「海軍航空殉職者慰霊塔」が建立されて「石碑」内に安置されています。毎年4月の桜の時期に慰霊祭が行われていると記されていました。この桜の大木は歴史を見つめ、御霊を慰霊してきたのだと思うと、毎年この時期に桜を観に訪れて手を合わせています。写真は4月7日に撮影しました。
茨城大学農学部がある阿見町は、桜が多い街で知られています。あちこちで各種の桜が咲きます。その一つが茨城大学農学部の構内及び隣接する遊歩道地区で、桜の種類が約80種類程度ある隠れた名所です。また大通りは「茨大通り」と言われ、染井吉野が約1㎞くらいにわたって植えられています。海軍霞ヶ浦航空隊などがあった地であり、古木も多いですが、近年も若木が植栽されており、桜並木の保存に努力されています。4月14日頃満開を迎えました。開花したのは3月31日頃でしたから2週間持ったことになります。今年は開花直後に寒波が訪れたため、一時期開花が止まっていたからだと思います。長い間花見をさせて頂きました。
真壁小学校の染井吉野の古木が見事に咲き始めていました。校庭の中央に5本ほど大きな桜の樹があります。入学式を翌日に控えて在校生が清掃をしており、サクラを撮影させて貰いたいとお願いすると。「どうぞ!」と笑顔で答えてくれ、櫻の樹齢が約110年であると校長先生から聞いた・・。と話してくれました。土浦周辺では最古の「染井吉野」であると言われ、桜の時期は見学者が絶えないようです。写真は4月6日に撮影しました。