鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

『去年マリエンバートで』

2008-05-22 01:53:59 | Weblog
風爽やかな季節。
真夏もこれくらいの気候だと、随分、素敵なんだけどな・・・。

5月になると何故か、この映画を思い出すんですが、多分、5月にみたという記憶だけが、残っているのかもしれません。
5月のゴールデン・ウィークの解放された楽しい気持ちが、過去の同じ季節にみた記憶を呼び覚ますだけなのかも・・・。
・・・と言っても、この映画・・・全然、わかりませんでした。

『去年マリエンバートで』

たしか、モノクロームの映画だったような気もしますが、あるいは、セピアな画像だったのか・・・。

不思議な男女の駆引き・・・嘘をついているのは、男なのか、女なのか・・・。
つじつまの合わない過去の記憶と男女の会話・・・。

マリエンバートというくらいだから(これも憶測ですが、多分)、ドイツの避暑地での出来事を、虚構なのか、現実なのか・・・観客(・・・といいましても、テレビで見たんですけどね)は、次第に、混乱し、不安にさえなってくるような・・・。
・・・だけど、全然意味が解らない・・・。

佐野元春さんの歌のモチーフにもなっていたような気もするんですけどね。

♪去年、マリエンバートで、君とパント・マイム、パント・マイム♪
というフレーズがあったような・・・何のアルバムに収録されていたものなのか・・・

あの不安定な不思議な映像って、一体ナンだったのだろう・・・。
・・・と今更ながら思う訳です。
・・・だからといって、改めて観たいとも思わないのですが・・・。

『ベルリン天使の歌』もよくわからない映画でした・・・。
ドイツ系の映画(・・・だったのだろうか?)って、そういうのが多いのかもしれません。
アメリカ映画のように単純ではないのが、ヨーロッパ系の映画なんでしょうね。きっと・・・。

『去年マリエンバートで、一体何があったんでしょう?』