昨日は、午後から都内へ。
電車の乗って、大宮あたりで降り出した雨。
やっぱりね・・・。だって、行き先は、シアター・コクーンだもの。鬼門の劇場だもの・・・。まだ、風邪治らないんだもの・・・。もう1ヶ月以上、風邪だもの・・・と何故か、相田みつをさん風・・・。
今回の上演は、『わが魂は輝く水なり』。
プロローグから、尾上菊之助さん演じる死者の六郎の長い長いモノローグ・・・。10分くらいあっただろうか・・・。とても良いお声の持主です。
彼は、幽霊の役です。儚げな雰囲気、幽霊なのに、何故か暖かみのある死人・・・。
その父親で老齢ながら、毅然とした武将・斉藤実盛を演じるのは、プラチナブロンドの垂髪の野村萬斎さん。かなり緊張したストーリーなのだけれど、息子役の菊之助さんとコミカルなセリフの応酬で、観客をグイグイ引き込むあたりは、さすが狂言師・・・。
二人の親子を翻弄する?木曽義仲の妻・巴を、秋山菜津子さん・・・。一昨年の『タンゴ・冬の終わり』でも狂気に走った夫を支える気丈な妻役でしたが・・・。
ほんとに強そうな演技力あふれる女優さんだな・・・。
この舞台で特長的だったのは、互いに緊張関係にある二つの事象。
まず、色・・・。死者の菊之助さんの衣装は、白。生者の萬斉さんは、赤い衣装・・・。
源氏の白、平家の赤。
あの世とこの世。父と息子。夫と妻。山と海。生と死。若者と老人。正気と狂気・・・。姉と弟。兄と弟。
いろいろな対立が、複雑に絡みあい、不思議な空間を作り上げているようです。
舞台に、満開の桜の花を咲かすのは、蜷川幸雄さんのいつもの演出ですね。
俳優さんが、客席の通路を何度も行き来するのも蜷川さんらしい・・・。
脚本の清水邦夫さんは、狂気をテーマにした作品が多いようです。
堤真一さん主演の『幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門』、『タンゴ・冬の終わりに』などがありました。
今回は、二階席の最前列センター。
でも、やっぱ少し舞台から遠いな・・・そして、何故、あの位置に、視界を遮る手摺が存在するんだろうと、コクーンの二階席は、あまり好きではないんですね。
やはり、1階席10列目くらいのセンターで観たかったですね・・・。料金同じだし・・・。
最後に、どなたが演じられていたのかお名前がわからないのだけれど、平惟盛役(すみません。字が違うかもしれませんが・・・)の俳優さんの妙に論理的なんだけれど、ちょっと複雑な間があって、いかにも平家の公達といったおぼっちゃま感溢れるキャラクター・・・すごく良かったです。
電車の乗って、大宮あたりで降り出した雨。
やっぱりね・・・。だって、行き先は、シアター・コクーンだもの。鬼門の劇場だもの・・・。まだ、風邪治らないんだもの・・・。もう1ヶ月以上、風邪だもの・・・と何故か、相田みつをさん風・・・。
今回の上演は、『わが魂は輝く水なり』。
プロローグから、尾上菊之助さん演じる死者の六郎の長い長いモノローグ・・・。10分くらいあっただろうか・・・。とても良いお声の持主です。
彼は、幽霊の役です。儚げな雰囲気、幽霊なのに、何故か暖かみのある死人・・・。
その父親で老齢ながら、毅然とした武将・斉藤実盛を演じるのは、プラチナブロンドの垂髪の野村萬斎さん。かなり緊張したストーリーなのだけれど、息子役の菊之助さんとコミカルなセリフの応酬で、観客をグイグイ引き込むあたりは、さすが狂言師・・・。
二人の親子を翻弄する?木曽義仲の妻・巴を、秋山菜津子さん・・・。一昨年の『タンゴ・冬の終わり』でも狂気に走った夫を支える気丈な妻役でしたが・・・。
ほんとに強そうな演技力あふれる女優さんだな・・・。
この舞台で特長的だったのは、互いに緊張関係にある二つの事象。
まず、色・・・。死者の菊之助さんの衣装は、白。生者の萬斉さんは、赤い衣装・・・。
源氏の白、平家の赤。
あの世とこの世。父と息子。夫と妻。山と海。生と死。若者と老人。正気と狂気・・・。姉と弟。兄と弟。
いろいろな対立が、複雑に絡みあい、不思議な空間を作り上げているようです。
舞台に、満開の桜の花を咲かすのは、蜷川幸雄さんのいつもの演出ですね。
俳優さんが、客席の通路を何度も行き来するのも蜷川さんらしい・・・。
脚本の清水邦夫さんは、狂気をテーマにした作品が多いようです。
堤真一さん主演の『幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門』、『タンゴ・冬の終わりに』などがありました。
今回は、二階席の最前列センター。
でも、やっぱ少し舞台から遠いな・・・そして、何故、あの位置に、視界を遮る手摺が存在するんだろうと、コクーンの二階席は、あまり好きではないんですね。
やはり、1階席10列目くらいのセンターで観たかったですね・・・。料金同じだし・・・。
最後に、どなたが演じられていたのかお名前がわからないのだけれど、平惟盛役(すみません。字が違うかもしれませんが・・・)の俳優さんの妙に論理的なんだけれど、ちょっと複雑な間があって、いかにも平家の公達といったおぼっちゃま感溢れるキャラクター・・・すごく良かったです。