鼎子堂(Teishi-Do)

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逃げた牛の行方は・・・?『十牛図入門:横山紘一・著』

2008-05-13 00:04:34 | Weblog
5月は、夏のような暑さになったかと思えば、春先にもどってしまったような寒さがあったりで、全然、風邪がなおりませんわ。
・・・などとのたまいつつ、必殺・亜鉛トローチをしゃぶりながら、風邪のウイルス!早くいなくなれ!
白血球よ!頑張るんだって・・・なんか、腹筋善之介さんの芸風が乗り移ったのか・・・。

・・・と言う訳で、ゴールデン・ウィークと先週の週末は、眠りの間に読書・・・といっても、数ページ読んだだけで、再び、眠気が・・・と言った状態でして、風邪にやられた頭で読んでいたので、どうもはっきりしないんですが・・・。
取り敢えず一冊目。
禅の本です。
横山紘一先生の『十牛図入門「新しい自分」への道』
室町時代に中国から伝わった不思議な10枚の絵についての解釈・・・いろいろあるようですが、今年の年頭に、このブログにも書きましたが、京極夏彦さんの『鉄鼠の檻』の中でも、重要なモチーフとして登場しておりました。


逃げた牛を捜し求める牧人が、牛を発見し、飼いならし、やがて、共に姿を消すという過程を描いたストーリが展開される謂わば、漫画みたいな十牛図・・・。

この牛さん・・・横山先生によると、新しい自分・・・まだ、気づかない未知の自分を表しているようです。
牛イクォール真の自己・・・だそうで・・・。

以下、本気で読まなくていいですからね。面倒な方は、読み飛ばして下さい。しかも漢字も読み方も間違えて記載しているかもしれません。なんせ風邪ひいてるもんで・・・。

第一図・尋牛(じんぎゅう:逃げた牛を探す)、第二図・見跡(けんせき:牛の足跡tらしきものを発見)、第三図・見牛(けんぎゅう:牛を発見)、第四図・得牛(とくぎゅう:逃げた牛を捕獲)、第五図・牧牛(ぼくぎゅう:暴れる牛を飼いならす)、第六図・騎牛帰家(きぎゅうきけ:牛を飼いならし、家路につく)、第七図・忘牛存人(ぼうぎゅうぞんじん:牛を牛小屋に戻し、安心してうたたねをする牧人)、第八図・人牛倶忘(にんじゅうくぼう:空白の絵)、第九図・返本還源(へんぼんかんげん:第八図から再び自然界へ戻る・・・木が描かれている)、第十図・入廛垂手(にってんすいしゅ:牧人は、人間界へ帰り、他者救済の道を目指す)

まあ、こんなカンジで10枚あるそうなんです。
こちらの十牛図と、一寸違う・・・牛さんが黒くなったり、白くなってみたりする図もあるようで、解釈もまたいろいろ違うみたいですが、どんなもんなのか、どう違うのか、なかなか分かりづらいようです。

真の自己ってのは、どうやって見つければいいのか、未だによくわからないのですが・・・。

こういう本は、頭がクリアな時に、読まないとダメみたいです。
何度も申し上げているように、私、かなりな風邪っぴき状態でして・・・。

真の自己は、現在、風邪にやられて制御不能です・・・。