鼎子堂(Teishi-Do)

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映画:アルキメデスの大戦

2019-08-19 23:55:26 | 演劇・映画

 

湿度の高い蒸し暑い一日。それでも、猛暑日に、少し届かず。

宵の口から、本降りの雨。

季節の変わり目の雨だろうか?

 

お盆休み明けの月曜日。

お正月とお盆の休みは、1週間以上あって、休みが終わるその日は、もう、イヤで、イヤで。

そんな気だるい空気からは、解放されて久しく。

朝から、相方と久しぶりに映画など。

 

封切りから3週間くらい経過してしまったけれど、公開前から、楽しみしていた映画。

 

憲法改正?に向けて・・・なのか・・・今年は、戦争系の映画の公開が続くね。

『空母いぶき』とか・・・この『アルキメデスの大戦』とか・・・


 映画『アルキメデスの大戦』


軍艦は、美しい・・・。

美しいものは、計測し、数字で表さないと気が済まない天才数学者。

帝国大学を追放され、スカウトされた海軍へ。

 

百年に一度とか・・・そんな頻度で、出現する(らしい)天才。

岡潔を彷彿とさせる主人公・櫂(菅田将暉)。

 

数学で、世界を変えるチカラを、戦艦大和建造に関わっていく。

 

 

軍艦は、美しいのだろうか?

 

もともと軍艦は、海上から、地上を狙う大砲を主力とする。

軍艦は、既に時代遅れとなり、航空機が、主力兵器となりつつある時代、国の威信をかけて、巨大な軍艦の建造案と、実利を取って空母の造船を主張する山本五十六は、風変わりな天才数学者を見出す。

 

そんな時代の転換期。日本は、開戦への道をひたすら走っていくような時代に。

 

 

軍艦を美しいという人は多い。

あの造形美は、ヒトが、生み出した究極の形なんだろうと思う。

でも、美しいとされる軍艦には、ヒトを殺傷する兵器が、積み込まれている。

 

それでも、最大の戦艦大和は・・・海底に沈んだ。

 

戦艦大和の本当の使命は・・・???

  

数学者や物理学者は、数式は、美しい・・・という。私は、数字に弱くて、小学校の算数で、既に、挫折したから、あの方程式の美しさが、分からないけれど。

たぶん・・・。数学や物理が、得意なひとは、面白さ倍増何だと思う。

船舶工学を専攻した相方などは、特に、興味深かったらしい。

数学・物理が、苦手でも、面白い映画だった。