鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

誰も待つひとのいない家へ帰宅する夜

2022-09-07 23:58:23 | Weblog

朝方は、日差しがあったものに、昼前頃から、雨が降り出し、午後は、土砂降り。

 

母の月命日だったので、お寺に行こうかと思ったのだけれど、雨が降ってきたので、数日先に延期することに。

夕刻から、外出。

久々の夜映画。

 

数年前迄は、夜の映画が多かったけれど、最近は、昼間に行くことが、多くなってきた。

夜の映画がハネて、家に戻る途中、土砂降りに。

夜、国道を南下していると、母が居た頃は、早く帰らなくては・・・と思っていて、いつも気が急いた。

母の待っている家。

今は、誰も待つ人のいない家。

深夜に家に戻ると、母は、起きて居たことが多かったけれど、晩年には、既に、眠っているか、或いは、一眠り終えて、本やラジオを聴いていることが、多かった。

ラジオが楽しみだったけれど、亡くなる2~3年前には、音を聞くことが困難になっていて、そして、死に向かうひと特有の終日、うとうとしている・・・という状態だった。

もう、誰も待っているひとの居ない家に戻ることは、或る意味、別の解放感もあったりする。少し悲しい解放感だけれど。