9月になっても、すっきりと晴れない日が続く・・・。
湿度が高くて、蒸し暑い・・・。
昨日(4日)。
夕刻より、隣市・シネマコンプレックスで、映画『アキラとあきら』を鑑賞。
池井戸潤原作のふたりの銀行員の物語。
2000年入行組、東大卒のふたりの「アキラ」。
山崎瑛は、父親の経営していた零細工場の倒産を目の当たりにして、最終的には、銀行員を目指す。
東海郵船の御曹司・皆堂彬は、親族経営の企業のしがらみから逃れて、銀行員へ。
真逆の環境で、対立するふたりのあきら。
池井戸作品のバンカーは、あくまでも、理想のバンカーの姿。
決してブレない池井戸作品。
下町ロケット、半沢直樹、陸王・・・。
絶体絶命の中から、逆転の勝利・・・この路線は、絶対に、崩れない。
そこが、池井戸作品の醍醐味でもあり・・・。
現実には、ソコまで、庶民?の味方の銀行員って、今の日本に何名いることだろう。
池井戸が描く理想の銀行員に巡り会えば、たぶん、ソレは奇跡。
それでなくても・・・。
たぶん、街中の銀行の役割は、ほぼ終わっているのでは・・・と思ったりする。
最も、企業側としては、不可欠な銀行なのだろうけれど。
(一般の)客の居ない平日の銀行。
大体の御用は、ATMか、インターネットで完結するから、窓口には、ご老人しか、来ない。
そんな時代より、ひと昔、前の物語。
まだ、銀行が、銀行として機能していた頃の物語。
ふたりの「アキラ」の現在が、見たい気もする。
あれから、どうなったのだろうか・・・と・・・。
金融資産・・・紙幣は、紙きれとなり、通貨は、データへと移行していくこの時代。