昨日からの強風は、更にパワーアップ。
晴れてはいるもののあまりの強風に体感温度は、氷点下???
例年の冬は、昼前から風が吹き出し、午後にピークを迎え、夕刻には終息する・・・というパターンが多いけれども、昨日から風は、吹きっぱなし。
明日も、まだ風が強そうな予報。
昨日。映画がハネて、御昼少し前。
ランチは、どこにしよ?
以前から、行ってみたかったお店に電話に数軒電話してみて、空席有りの店舗があったので、そちらへ。
県央のオフィス街のお隣の市街地にある和食の店へ。
駐車場が、店舗より少し離れたところにあるので、相方の車搭載のナビにリードされて、奥の道へ向かう途中・・・。
(推定)70歳から85歳前後と思われるオバさん・・・というよりは、(見た感じは確実に)お婆さん・・・の小集団(6名様)が、歩道からはみ出し?キョロキョロしている。
相方曰く。
『あのおばあちゃん達と行先が一緒かもしんない。』
駐車場に車をパークさせていると、6名のお婆さん達は、私たちの目的とする店舗の前を、再び、ウロウロ・・・。
『おばあちゃん達、ランチ会だね。』
店舗に入店して、お婆ちゃんたちは、店舗奥のお座敷へ。
私たちは、出口に近いカウンター席に通された。
お婆ちゃんたちのお座敷からは、楽しそうな声が聞こえてくる。
相方は、ニヤニヤしながら、
『たぶん、あのお婆ちゃん達の半分は、未亡人だね。』
という。
そして
『未亡人になったお婆ちゃんは、最強だよね。』
といった。
御主人さんが亡くなって、自由になって、友達とランチ会。
美味しいものを食べて、おしゃべりしまくって・・・今日は、お婆ちゃん達の最高にしあわせな日に違いない。
旦那さんがいるお婆ちゃんは、旦那さんとお出かけするパターンが多いか、全く旦那さんとは、別行動(極端な例だけれど、食事は、各自勝手に、旦那さんの使ったお風呂には入らない・・・近所のスポーツクラブや温泉施設に行く、朝から夫婦どちらかが、出かけてしまう)。
そんな老夫婦が多いとか・・・。
住宅改修リフォーマーに転職?した相方が、この5年間に様々なお宅で、垣間見た光景であるとのこと。
よくよく考えてみれば、我が母も、夫である私の父と死別したのが、齢57歳で、その後は、ひたすらやりたいコトに没頭した趣味の日々であった。
もともと手先の器用なひとだったから、手芸に始まり、お人形作り、レザークラフト、折り紙、ちぎり絵、野菜つくり、シルバー花木講座に至っては、講座受講者20数名を、拙宅の庭に招待し、ハデに芋煮会など行っていたし・・・まあ、やりたい放題。
夫と死別してから、ほぼ30年間は、或る意味、パラダイスだったのではないか。
それまでの30年間は、あの父と一緒で、地獄の日々だったから、解放され、自由になって、自分のやりたいことをやり尽くして亡くなった。
自分は不幸だ!と言い続けたけれど、人生後半は、満足の行くものだったことだろう(と思っている)。
羨ましい人生でもあった。
いずれにせよ・・・今は、おばあちゃんが最強の時代となった・・・と言い切る相方。
男(爺さん)は、つらいんだね???