氷点下の寒い朝。
日中は、風もなく穏やかな早春の光。
昨夜は、階段を踏み外し、玄関の床に転げ落ちて、両ひざ下が紫色の内出血。
まあ、これくらいで済んだから、よかったのだけれど、年末に一度、引越し前にも、一度と、合計3回も転倒した。
旧居宅の階段より1段多いだけなのに・・・何故だろうか・・・などと、つらつらと考えるに・・・多分、旧居宅の階段と階段の側壁が、一番下で終わっているのに、転居先のこの家は、壁面が終わる場所のもう一段下迄階段があり、壁の終わりが階段の終わりではないため、一段踏み外すのかも・・・と思い至った。
旧居宅の段数と階段終点の壁の位置の違い・・・まもなく3か月になろうとしているのに、身体が慣れない。
たぶん、腕なども打っているから、腕、腰など捻った場所からも、違和感が出てくる頃だろうか・・・。
最近は、朝一度目覚めて、ホットミルクと五三焼カステラを朝食として、食してから、また眠ると、昼前になってしまっていたりする。
母が亡くなってからは、朝は普通に起きることが多かったけれど、このところ、またヘンな時間帯に眠り、昼過ぎに起きる・・・という日々が続いている。
午前中にうとうとして、眠る夢は、荒唐無稽なヘンな夢が多い・・・。
もう少し気温が上がってきてくれれば、ダンボール山積みの部屋をなんとかしたいと考えているのだけれど。
起きるのが正午少し前だと、夕方も早い。
ぼんやりしているとすぐに暗くなってしまうけれど、これから、日脚が伸びて、日暮れも遅くなるし、あと1カ月と少しで、昼夜の長さが同じになる春分で、お彼岸で、その少し前に、母の四回忌だし、兄の初彼岸。
本当に、もう居ないんだな・・・と思う反面、母などは、夢によく出てくるから、やはり亡くなった気がしないけれど、でももう4年も経ってしまうのか・・・と思うと、結局のところ、何も変わっておらず、住む場所が変わっただけなんだ・・・と思ったりする。
時々、なんで、自分は、いま、この場所に居るんだろう・・・???とふと考えたりで、別に考えなくとも、旧居宅から転居したから、今、ここに居る訳で、しかしながら、旧居宅は、樹々と鳥の声、空の広さは、最高だったけれど、再び、戻りたいとかは、思わない。
転居先は、住宅地で、民家が密集していて、隣家の生活音がよく聞こえるし、空も切り取られたようにしか見えない。
旧居宅で、毎月、毎月、居室から見ていた月も見えない。
けれども、戻る場所も無いし、ここであとどれくらい暮らすのは、わからないけれど、せいぜい、階段から転げ落ちないよう気を付けないと・・・。