深夜から降り出した雨は、朝本降り。
雨の週明け。
胃の不調で、お粥ばかりの食事。
お粥で、思い出しけれど、外食で、恐ろしく不味かったものの中に、お粥があったことを思い出した。
時は、1988年初夏だったか、梅雨明け前だったか。
『ならシルクロード博』のイベント会場で、ランチで食した冷たいお粥だった。
コレが、安価なら、まあ仕方ないと思うけれど、かなり高額だった。
同行した母も、ちょっと・・・コレは・・・って事で、殆ど残してしまったのだった。
暑くなりかけの頃で、冷たいモノが嬉しい時期だったけれど、冷製お粥は、かなり不味かった。
違う物にすれば良かった・・・と、何十年たっても、あのお粥は、不味かったと、母と笑いあったのも、母が生きていたからで、今となっては、懐かしい思い出のひとつになった。
少し前の話。
相方とランチで入店した洋食屋さんは、その地で、三十年近く営業していて、その昔、相方も訪れた事があって、グルメサイトなどでも、評判が良かった。
ハンバーグランチが有名なようで、午前11半の開店で、既に、半分以上、テーブルが埋まっていた。
テーブルに運ばれてきたハンバーグは、美味しそうで、ナイフを入れて、一切れ食べてみたところ、かなり塩辛い。そして何より古い肉の匂い。
質の悪い安い肉を塩味で、護摩化す感じ。
ランチ価格1000円だから、仕方ないのか?
相方曰く。
昔は、美味しかったし、コロナ禍以降も、こうして、継続営業しているし、何より今も、客足が途絶えていない・・・不思議だ。
美味しい料理は、記憶に残る。
まずい料理は、記憶から消えない。