最高気温22度/最低気温14度。
2月としては、記録的な高温。
今日の最低気温(この記事を書いている時点で、暖房なしで、室温19度もあるんだけれど)は、日付が変わる迄、まだ分からないけれど。
最高・最低気温ともに、5月並みだということで。
・・・確かに、暖かだった。
明日からまた真冬に戻り、暫く雨の予報だったので、洗濯物を片付けて、午前中に食糧調達。
午後からは、依頼されている確定申告の書類の作成など始める。
昨日(19日)。
先々週の土曜日に、市役所近くの古民家ギャラリーを訪れ、この日は、ランチのデザートと珈琲をいただいたばかりだったので、外観だけの見学になったけれど、昨日は、入店して、ティー・タイム。
平日の・・・しかも小雨降る中、ギャラリーのカフェは、満席。
運よく、二階に卓袱台席が、ひとつ空いたので、珈琲をオーダー。
相方曰く・・・。
この古民家は、日本の建築サイズじゃないようだ・・・。
随分と天井が高い。
鴨居の上、30cmくらい継ぎ足しているような感じ。
二階に至る階段も急斜面で、ご老人には、ちと厳しいか・・・。
二階からは、私鉄の高架線が見えて、電車の通過する姿を見ることができる。
宮崎駿が、太平洋戦争中疎開していた家だと聞き及ぶ。
古民家は・・・。
時間がゆっくり降り積もっている感じがする。
空気がセピア色か、琥珀色に染まっているよう。
この部屋が自分の部屋だったら、いいのに。
この古民家の二階で・・・。
霧雨降る庭を眺め、私鉄の電車の通過を眺め、空を眺める。
高層ビルに切り取られた空は、鉛色の雨雲と雨雲の切れ間から、やはりくすんだ青色が、うつる。
古民家・・・ただ古いだけじゃ、ダタのボロい廃屋だけれど、もう1世紀近く?或いはそれ以上・・・ずっとこの場所に在って、(たぶん)大切に手入れされながら、変わりゆく街並みのなか、ずっとずっと・・・ソコにあって、今もソコに在り続ける。
私鉄駅周辺は、太平洋戦争末期、空襲で被災。
この古民家ギャラリー・・・被災を免れたのだろう。
使い捨て?じゃない・・・昔の家屋。
時の澱みが堆積されて、刻を刻みながら、熟成し続けるウヰスキーのように、光を琥珀色に染めていく・・・。