鼎子堂(Teishi-Do)

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雨寝(うしん)する。再読『檀林皇后私譜』

2015-04-15 14:33:27 | Weblog

このところ、雨続きで、気温も低かったけれど、今日は、朝から爽やかに晴れた。
午後から、大気の状態が不安定になってくるという予報通り、妖しい雲と風が出てきた。

ここ数日、朝になっても、薄暗いので、ついお昼ごろまで、眠ってしまったりする。
ブログの更新も滞ってしまっている。

・・・それでも、いいのだ。
自分に何かを強いるのは、もうやめにしよう。
そんなことを思いながら、怠惰に、懶惰に、雨の音を聴いていた。

雨の音を聴きながら、本を読むのは、極上だ。


2年半くらい前に、一度読んだ『檀林皇后私譜 :杉本苑子・著』を再読する。
下巻を、パラパラ読んでいたら、面白くて、つい読んでしまった。
下巻のあとに上巻を読んで・・・なんていうヘンテコな読み方をしてしまったのだけれど、以前読んだときは、タイトルの檀林皇后こと、橘嘉智子(たちばなのかちこ)を、メインとして読んでいたけれど、上巻では、ヒロインの存在が薄い。どちらかと言えば、日本の名家、源平藤橘の四家のうちの『藤原』、『橘』両氏の結びつき、天皇家支配の崩壊、貴族政治の始まりなど、日本史の総復習という点でも、面白く読めたし、下巻は、日本史上、最高の美人皇后の結末・・・九相図絡みで、印象深い。

794年平安遷都にまつわる因縁、橘家出身の皇后登極など興味が尽きない。

私は、もし好きな時代に生まれ変われるとしたら、平安朝の宮廷貴族になってみたい。


某・国営放送局をはじめ、民放でも、歴史ドラマ(時代劇)は、戦国時代か、幕末・明治・・・或いは、太平洋戦争あたりの激動?の時代ばかり取り上げるけれど、なんで、古代史やらないのかいの・・・と思う。

系図や名前が、ややこしくて面倒だし、あの時代の天皇家は、ほとんど血族結婚だし(異母であれば、父親が同じでも他人とみなされ婚姻できる)、モラルとか生物学的にも、あまり推奨できない時代なのかもしれない・・・タブーというか・・・。
こんなことも、以前の、この拙なるブログにも記載済だれど・・・。

重複となるけれど、再読・・・だから、まあいいか・・・。


本日のタイトルの『雨寝』は、ワタシ的には、『ウシン』と読んでいただきたいのだけれど、こんな言葉は、存在しないようだ。

『あめねる』でも、『あめね(これは、どなたかのブログで使われていて、どうも固有名詞でお使いのようであった)』でも、何でもよいけれど、要するに、昼寝だとか、朝寝・・・だとか、形容動詞か、動詞か、或いは、名詞なのか・・・そんな意味で、使ってみた。

正しい日本語の単語の使い方では、ない・・・かもしれない。
造語・・・(・・・と言うほど、立派じゃないし、センスもない)みたいなもので、先達に使われている例がありましたら、お許しを。



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