穏やかな立冬。朝方冷え込む。
毎月7日前後は、節入りが多くて、今月は、立冬。
暦のうえでは、冬で、晩秋ってことになるようだ。
夏がダラダラと続いていて、秋は、ほんの少しだけ。秋服って要らないのかも?出番も少ないし、秋服だけでは、寒すぎるし、朝晩は、コートが欲しいくらいで。
・・・で、節入り。
母が亡くなったのは、3月7日だったから、啓蟄の前。やはり季節の変わり目というか、少し暖かくなって油断していると・・・って、パターンも多いみたいで、朝晩、日中と温度差の激しい節入りあたりは、体調を崩しやすいのかもしれない。
朝、起きたら、ちょっと喉がヘンだった。
私は、風邪などに見舞われるときは、まず足先に来る(冷える)。
物理的に寒い日には、当然、冷えるのだけれど、普通じゃないような冷え方のときは、注意しているのだけれど、生来のめんどくさがり屋なので、足湯、脚湯などして、温めておけば、進行せずに済むのに・・・というパターンも多いし、そのあと、喉にくれば、だいたいアウトかも?
それでも、勤め人の頃とは違って、具合が悪ければ、ゆっくり寝ていれば、風邪も悪化せず。
忙しい現代人は、ちょこっとの不調をなかったことにしてしまうから、大体拗らせるんだね。まあ、仕事なんか、そう簡単に休むわけにはいかない職場も多いし、特に、真面目で、責任感の強い人程、自分が居なければ・・・って強迫観念で働いているので、身体も悪くなるような社会的構造なのかもしれない。
自分が居なくたって、太陽はのぼるし、地球は回るし、電気水道ガスは、料金滞納していなければ、ちゃんと使えるのだろうし・・・。
いざ、会社辞めますっていっても、よほどのスキルがない限り、かわりのひとは、掃いて捨てる程いるんだろうな。
勤め人は、会社(或いは社会?)に順応できるように、洗脳されているから、仕方がない。
たまに風邪ひいて、数日休めば、自分の価値がどれくらいなのか分かるかもしれないし、周囲に自分のありがたさを認識させるには、丁度いい機会なのもしれない。
まあ、前職のときは、その仕事をやっていたのが、私だけだったんで、休まれたら困るとか、入社する前にさんざん脅されたから、インフルエンザでも出社したけれど、今は、インフルエンザは、出勤停止だしな。
賃金と仕事が、こんなに釣り合わない会社で、周囲は、お気楽な書類配布くらいの仕事で、定時退社、ボーナス数カ月というとにかく恵まれた環境のひとばかりだったんで、やっかみたくなっても仕方ないこと。貧乏籤は、誰かが引かないといけないけれど、率先して引くこともなかったような気もする(今となっては)。
今日は、母の命日だし、来週には、しばらくぶりになるけれど、旧居住地の墓参でもしよう(・・・と毎月のように書いているけれど、車で1時間の距離は、案外、面倒になってきている。引っ越し前は、週に2回くらい旧居宅と引っ越し先である現居宅を行ったり来たりしていたのだけれど。ちょうど、ガソリン高騰で、それも大変だったけれど、現在は、月に一度の給油で、間に合うくらいになった)。
考えてみれば、先々月の兄の一周忌から、先週の父の命日など、亡くなったひとのことばかり、考えている。
母もそのひとりとなって、来年の命日には、もう4年も経つのか・・・と時の流れの早さにちょっと驚いている。
これから、生きる日数は、これまで生きてきた日数を超えることもないだろうし、寿命が尽きるのも、それほど遠くもないのかと考えると、もうそろそろ自由に生きてもいいのかも???
法事や親戚関係なんて、死んでしまえば亡くなってしまうのだから、もうどうでもいいのかも・・・なんて思えてきた。