風もなくおだやかな歳末の日続く。
末期ガン治療中だった漫画家のひるなまさんが、今月12日ご逝去されました。
私が、この漫画家さんの本を、ネット書店に注文したのが、12月20日でしたので、手許に届いたのが、23日。
お亡くなりになってから、本が届き、そしてそのレヴューで、その訃報を知りました。
もっと早く、生きていらっしゃるときに、読めばよかった・・・半年前くらいから、注文しなくては・・・と思っていたのですが・・・。
2019年の秋に、大腸ガン発見。
そのときの平均余命は、30カ月と診断されて、今月亡くなられたので、正確な診断だったのかも。
(あくまでも、もしかすると・・・ですが、彼女のツイッターには、例の流行病のワクチン接種・・・という記載があったので、その影響もあったかもしれない・・・などと、ふと思ったり)
ガン・サバイバー。
大腸ガン発見時、腸閉塞を起こしかけていて、その手術後、抗ガン剤治療を受けていたようで、かなり苦しい副作用も続いていたようです。
もしかすると・・・。
手術後、抗ガン剤治療をしても、しなくても・・・もし、余命が同じくらいならば・・・(医学的知識がないのであくまでも想像ですが)、腸閉塞の手術後、つらい副作用のある抗ガン剤治療は、受けない方が、残りの闘病生活を、穏やかに過ごせたのかも・・・。
まだ41歳だから、早すぎる死だったと思っています。
だから、生存への望みをかけて、抗ガン剤治療を受ける選択をしたのだと思います。
闘病記の『末期ガンでも元気です 38歳エロ漫画家、大腸ガンになる』の中でも触れていましたが、幼少から成人期にかけて、父親から暴力の虐待を受けていたということで、ご自身を『虐待サバイバー』と称されていて、これも、もしかすると・・・ですが、かなりのストレスで、それで、ガンを発症してしまったのかも・・・とか・・・そんなふうに考えてしまいました。
始終、冷静な観察眼で、自らの『末期ガン』を描きながら、優しいご主人に看取られて、ご自宅で穏やかに眠るように亡くなった・・・というご主人様からの報告があって、自分の人生の半分を虐待で、そして末期をガンで・・・。
画力もあり、これから作り出す作品を楽しみにしていたので、残念に思う次第です。
もっともっと・・・新しい作品を読みたかったな・・・。
ご冥福をお祈りするとともに、本書を世に送り出してくださって、ありがとうございました。
痛み、苦しみのない世界へ旅立ちでありますように。