10月3日(火) 晴
朝、起き抜けからくしゃみが10回ほど立て続けに出て、「今日は耳鼻科に連れて行ってあげるんだから、少し我慢をしなさいよ‼」と、自分に言い聞かせる。
冷涼な空気がイネ科の花粉を連れて鼻腔を刺激するのだ。
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毎週火曜日は、地元・比奈知小学校の子どもたちの登校を見送る大切なボランティアから一日がスタートする。
見送りの黒田道三叉路に向かう途中、長く急な坂道を自転車を押してのぼってくるYouくんに行き会った。
「あら、ついこの間まで小学校に通ってたよね?」「はい、もう高校1年です」「うっわ、やっぱりね。 だから、凛々しく立派なのね」
※老婆には、4年前が「ついこの間」なのだ‼
Youくんは、小学校を卒業した4年の間に、見違えるほど背が伸びて凛々しくかっこ良くなり、そのことをつい、口にしたら、とても恥ずかしそうにはにかんだ笑顔がまた、可愛く優しげだ。
富貴ケ丘老人クラブ・富貴の会の見送りボランティアは、今年8年目に入ったから、Youくんたちが小学3年生の時から5年間お付き合いしたことになる。
久しぶりに、立派な高校生に育った姿に出会えて、感無量であった。
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午前中、「えっ」と驚くようながん相談が2件続き、耳鼻科の外来に間に合わなくなった。
なので、お昼過ぎに午後の予約を取りに、田合耳鼻科に行く。
ちょうど午前の最後の患者さんが終わるところで、「診てあげましょう」と言っていただき、心の免疫力が「ぐぐ、ぐぅ~ん‼」と上がる。
PCR検査の結果をお見せしたら、Drが「ありがとうございます」と言ってくださった!
患者として当然のことなのに、ね。
「稲花粉症ですね。 今ススキ花粉の患者さんが多いです。 ススキもイネ科だからね」。 見立ても確かで説明も判り易く的確である。
フェキソフェナジン錠を処方していただき、即効性のせいか、花粉症の症状がピタリ止まった。
先代の時代から「診立てが良い」と評判で、さくらの場合も電車の中で突然右耳が聴こえなくなり、無音の世界の不気味さに恐れをなして、主治医ではなく友人たちの薦めで、田合耳鼻科・富田まり子院長先生の外来に飛び込んだのであった。
2時間待ったけれど、「滲出性中耳炎です。 鼓膜の後ろの中耳に、しみ出した体液がたまる病気で、今からパチンと小さな手術を…」
有無を言わさず、パチンと鼓膜を切開していただき、聴こえるようになったあの日の嬉しさは、【そもそも何にか例うべき‼】
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