♪兄弟そろって父を語り人生を語る、 亦善き哉！

１月１６日（水）晴

大阪本社に転勤になったとしきが、東海地方の営業も担当することになったそうで、明日１７日の三重県出張を控え、帰省すると言ってきたのは昨日の夕方であった。
「兄貴は明日、何時頃帰れるかなぁ？」
「多分、上司の無理難題でいつものように１０時以降か終電になるらしいよ」

そんな昨日のやりとりで、兄はなんとか早めに会社を出ることができ、一方弟は、兄を思いやって午後１０時ごろに一緒に大阪を出る、と決めて残業をしていたという。

結局３０分ほどまさきの帰宅が早く、遅れて到着した弟と、お正月に酒を酌み交わしたばかりなのに、今夜も楽しげに家族のこと、会社のこと、そして父のことから、人生観に至るまで、さまざまのことを語り、呑みして、日付が変わってからまさきが帰って行った。

「送って行こうよ♪」
老齢の母と中年に至った子と、深夜の住宅街を楽しく語りながら、歩いて３分ほどの長男の家の前まで送り、互いに握手して別れた。

子どものころから仲の良かった兄弟は、２０代で父を亡くし互いの絆がいっそう強くなったようだ。

「お父さんはあなたに、【命】を置いて言ってくれたんだから！」
折に触れて長男が言ってくれるけれど、本当は「あなた達ふたりに、【兄弟の絆】を残してくれたのよ！」と言いたい。

それにしても、亡夫は本当に良い生き方・逝き方をしてくれたと思う。

　　　　　　　

裏庭の【猫ひた農園】には、昨日まで雪解けがみられず、今朝もまだ雪が残っていた。

なのにこの冷え込みの中、楽しみにしていたブロッコリーとキャベツが、芋虫かなんかに青々していた葉っぱを食べ尽くされている！

虫と共生するか！
駆除するか！
Ｔｏ　ｂｅ　ｏｒ　ｎｏｔ　ｔｏ　ｂｅTo,
Ｔｈａｔ　ｉｓ　ｔｈｅ　ｑｕｅｓｔｉｏｎ！

あぁ、悩みは尽きない！