さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪1月8日の土佐・金剛頂寺法会も、金つなぎ晴れのなかで…

2006年01月10日 10時50分14秒 | さくら的非日常の日々
帰途、日和佐SAの蜜柑の露店で
            土佐文旦を買った。7個1000円
         露店のおじさんもがんを手術したばかりだそうで
         「仲間がいてうれしい、うれしい」と喜ばれた        

1月8日(日)  こよなく暖かい
午前5時半起床。6時から洗面ののち朝のお勤め。
大師堂に向かい、般若心経や光明ご真言、不動明王ご真言などを、ご住職に唱和させていただく。

6時半、心尽くしの朝食。午前9時から「がん封じ乃椿法要」。
今年は日照りのせいで、椿の大きな枝が「死んでいる!」
生気のない椿に、ひたすら蘇生の祈りを捧げる。
金つなぎの会が施主となって執り行われる椿の法要に、今年は歩き遍路の青年と地元土佐山田の光明院のご住職と檀家のご夫人がたが参加なされた。
「ありがたい!」と異口同音におっしゃってくださり、うれしかった。
5年来、”抗がん啓発の旅”を続けてきて良かった!

今日は、高知新聞の横田宰成支局長の取材を受ける。
椿の元気のなさが、気になりますぅ。

午前11時から、本堂で「大般若経600巻転読法会」。今日も本堂の上段で、檀家総代の山田氏の後ろに座らせていただく。
“大般若”は、お釈迦さまの説かれた教えの集大成『大般若経600巻』を隈なく読み上げる代わりに、10人の僧が、まずは声高らかに経題を読み上げ、それから経典を大きく転読(経文を唱えながら経巻を左右にパラパラとひるがえす)して、仏さまに今年1年の天下泰平・五穀豊穣などを祈願し、檀信徒の無病息災などをも祈念する盛大な行事だ。
山主・導師は、龍頭山金剛頂寺の坂井智宏師。紫衣、錦の袈裟を使用し、輪違い紋のついた紫の紋白五條袈裟を着用。本尊供の修法を始められる。右では、大護摩供養を。ほどなく、ひときわ高く火の手が上がり、パチパチと木の爆ぜる音と懐かしい木の燃える匂い…。左では愛染明王像に、敬虔な贈供が。

縁戚、一門の僧侶が、大般若経600巻の転読を初められた。
まず、「だ~いっ、は~んにゃぁ~!!!」と裂帛の気合いを篭めた読み出しに始まり、1巻が終わると机上に音を立てて置き、次の巻に移る。
読み上げの速度はそれぞれに異なり、必ずしも同じ速度ではないので十人十色に響きあい、、時に掛け合いのようにも聞こえて迫力を増す。
なかに、「怨敵退散! 怨敵退散っ!!」と唱える僧侶もおられ、玉ちゃんや美幸さんが「がんが縮こまったって実感できた!うれしい!!!」と喜んでおられる。

今年も元気で参加できた喜びに満たされて、お寺を後にする。

帰途、日和佐のSAで、露店の土佐文旦を買った。
露店のおじさん 「何の会だね?この美しいはっぴは?」
さくら 「重~い、でも明るく元気な、がん患者の会!」
露店のおじさん 「えっ? オレも舌がんだ!!! ホラ、これっ」
露店の奥から娘さんが飛び出してきて「良かったねぇ、お父ちゃん!仲間が居てくれて…」

SAの売店で、昨日の徳島新聞の取材が今日は記事になってる!
「おぅ、おぅ。その新聞にあんた方が載ってる? ん、買う、買う!」
「あら、お父ちゃん。これ、徳新だよ」
「そうかぁ。徳新なら、ウチで取ってらぁ。帰って、読むよ!」

明るいがん患者の連帯が、文旦をきっかけに、またひとつ…


  今年も、うれしいお遍路でした~!



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