さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪”お約束”の「金つなぎ・お遍路」で、幸せ!

2006年01月09日 23時40分08秒 | さくら的非日常の日々
             「だ~いっ、は~んにゃぁ~!!!」
            10数人の僧侶の大音声とともに600巻の
               大般若経が読み上げられる
           土佐・室戸の金剛頂寺の「大般若法会」は
             毎年1月8日の午前11時から…

1月7日(土) 
早朝バスにて、四国に出発。休日の為、真木一家4人も参加。久しぶりの梶ママとの再会に、ゆきちゃん、はるちゃんは喜ぶ。

このたびの四国遍路、前日徳島市内は猛吹雪に見舞われたそうであるが、この日、私たちはいつもの”金つなぎ晴れ”に守られ、心晴れ晴れ淡路を越える。

1番・霊山寺から6番・安楽寺へ。安楽寺の湯殿に奉納させていただいた「癒しの陶額」(菜の花と春風)と1年ぶりの再会を果たす。制作は、青白磁で知られる角谷英明さんda.
(http://www.nava21.ne.jp/~hakuji-k/)

昼食後、ご住職の畠田秀峰師の講話を有難く伺う。畠田さん、独特の書を良くなさり、四国遍路についての著作も多い。(http://sekiho.ddo.jp/jinsei1.html)

お話に感じ入った真木夫婦は、このお寺の紫紺の輪袈裟を求めてさっそく架けている。
若いひとの信仰姿って、いいな。
民間信仰、習俗信仰、土俗信仰。お遍路は救いの道なのだ。

昼食時、徳島新聞・藤田純記者の取材を受ける。
お若い記者の熱意に、一生懸命こたえる私。でも、やはり取材されるよりは、取材するほうが好き…

午後5時すぎ、高知の金剛頂寺・宿坊に入る。
夕食は、檀家婦人部さんの手づくりのもてなしに感じ入る。

午後8時から9時半まで、「初薬師法要」に参加させていただくため、僧坊から真っ暗な道を本堂に向かう。
過去6回のうちで、こんなに暖かい“夜の法要”があったかしら?
冷え込んだ中天に、冴え冴えと輝く月を見上げた日も、降るような星空に厳寒の寒さを忘れた日もあったけれど、このように暖かい日は、初めて!

本堂の上段、檀家総代様の後ろが、毎回の私のお席。金つなぎの病友もズラリ並んで、壮観だ。
読経中大数珠が回されると、金つなぎの皆は例によって数珠を体中に当て、なでさすり、仲々手放さない!
こんなことにも、病への不安が見て取れて、せつないな。

皆さんにお数珠を回していて、自分のことを忘れていたら、美代子さんが後からゴシゴシゴシと、私の背中をお数珠でさすってくださる。
ほうっと背中が温かくなり、がんが治っていくイメージに拍車がかかる。
ありがたいなぁ。

午前零時就寝 
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