さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪初めまして、あなたが亡姉の土地を買ってくださるの?

2012年04月12日 16時00分13秒 | さくら的非日常の日々
4月12日(木) 晴

うらうらと日差しはやはらかく、暖かい日。

妙子ねえさんの土地の売買契約の最終日とあって、午前9時の急行で松阪に行く。

駅前で三重土地の大西英子社長と亡姉のボーイフレンドT氏に合流、ろうきんで書類の説明を受け、売買契約がこれで終わる。

目の前に、爽やかなお若い男性が座っておられる。
「あなたが、亡姉の土地を買ってくださるの?」、「はい!」

可愛い彼女は23歳の紘香さん
28歳の雄紀くんとは、1年前に合コンで知り合ったんだって。

いいなぁ、若いっていいなぁ。

もう結婚式も決まり、1週間後には自分たちで青写真を引いた家が、着工の運びになっているそうだ。
「7月には立ちあがる? うっわ、見に行くわ~♪ …見せてくださいね」

雄紀くんと携帯番号を交換し合い、お開きになった。
若いひとが大好きだった、妙子姉さんの喜ぶ顔が見えるようだった。


        

お若いふたりに、双方の不動産会社の女性社長おふたり、司法書士さん、建築会社の社長と男性、T氏にさくら。
合計9人がテーブルを囲んで、手数料は、「広野さんの売買代金から、ハイそちらの社長に…、これは司法書士の先生に…、 私の方の手数料も有難く頂戴いたします」

請求書や領収書、相続関係書類など、逐一丁寧に説明してから、大西社長は慣れた手つきで銀行の袋に、用意された現金を入れて手渡された。

うふふ、明朗会計♪

           

すべてを終えてから、T氏を誘って森家の墓所に詣でる。
うらうらと春の日差しに守られて、今は亡き父も母も兄も姉たちも、穏やかに楽しく暮らしておられるように見える。

次の世も、案外、居心地が良いのではないかしら。

        

駅前の喫茶「光」に回り、T氏おすすめのエッグ・ノッグをいただく。
50年前のシックでレトロな雰囲気は今も変わらず、結婚前の私は恋人(亡夫)とこの椅子に座って、いつも彼に気に入ってもらえる会話を探していた。

オーナーのよっちゃんは、妙子姉さんの直接の教え子さんではないのだけれど、「森先生って、怖い先生やぞ」と先輩から聞かされて、恐る恐る中学に入学されたそうだ。

今から60年も前のお話。
お二人、若いですぅ。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ♪さまざまの こと おもいだ... | トップ | ♪伊勢新聞・海住記者さま、あ... »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
良かったですね (るみこ)
2012-04-13 19:13:49
お姉さまの土地が良い方に買ってもらえて良かったですね。素敵なカップルに幸あれと願います。それにしても、一日にたくさんの物語があったようですね。
返信する

コメントを投稿

さくら的非日常の日々」カテゴリの最新記事