3月22日(月) 晴
「お誕生日には早いけれど・・・」と、お若い二人の病友から誕生祝をしていただいたのは3月初旬のことであった。
その夜の写真を送っていただき、つくづくしみじみ、有難く申し訳なく思い出す。
今年は80歳の誕生日のせいか、いつもよりたくさんの皆さまにメールやTELを頂戴し、自分は果たしてこの中の幾人の皆さまのお誕生祝いを出来ているだろうと顧みて、本当に申し訳ない次第であった。
ゆきちゃんも不二子ちゃんも心優しく、言葉の端々からも、入所者さんやご家族の立場に立って対処される真の介護士さんだ、と日ごろから感心しているけれど、そんな忙しいお二人に一席設けていただき、「4月はゆきちゃんの誕生会をしましょう~♪」、「私、4月じゃ、ありませんよぉ」と、またまた、とんちんかんなさくら。
「馬齢を重ねる、って私のことね!」と恥じ入りつつ、楽しかったあの夜のことを想う。
3月18日のブログに、下記のように記した。
『病友で陶友のゆきちゃんと不二子ちゃんからお誘いをいただいて、市内の割烹に行ったのは、3月初めのことだった。
「少し早いけれど、お誕生日、おめでとうございますぅ」って、桜花散らしのトートバッグと爛漫の桜散らしのキャップをいただき、すぐにキャップをかぶってポーズをとった。
小ぢゃれた割烹の手の込んだ一品料理の数々を堪能し、お酒は新潟の越の寒梅を桝に並々とあふれさせて、「う~ん、旨いっ!」
おかみさん差し入れの「ばくれん」は、フルーティーで品のよい吟醸香、軽やかでいてキレの良い味わい、飲み疲れしないスッキリ感、なんとも爽やかで心地よい酒で、超辛口なのもうれしい。
有難くも、心地よくほろ酔いのこの夜を、命の尽きる日に必ず思い出して、改めて感謝することだろう。』
今日、改めてそのように思う!
お誕生祝の中の意外な品は、広告の紙で折られた小さな千羽鶴♪
初めて目にする、一羽一羽が、羽を休めた籠もり鶴だ。
「お誕生日のお祝いです。 夜が眠れなくて、ずっと鶴を折っていました」って。
Hさん、ありがとうございます。
「あなたの重い心の憂さを全身で受け止めて、今後とも、あなたの心の平安に尽くしますね!」
出来るかしら?
ん。
出来る限り!
月曜の午後は、踊りのお稽古。
振りはすべて頭に入っているけれど、体がうまく動いてくれないの。
「練習あるのみ!」とニシカワ先生には、気合いを入れていただくけれど、ほんと、練習する時間がないんですよね。
あ。
「時間は、作るものです」って、どこかでどなかかに言われた氣がする・・・
病友だからこそ・・の想いが伝わってくるようです。
さくらさん、何を仰る・・『馬齢を重ねる・・』
どころか、さくらさんは『意気軒昂』『意気衝天』
『意気揚々』をすべて併せたまさに『矍鑠』と
言う言葉に最も相応しい方だと思います。
これは私だけではなく、さくらさんを知るすべての
人達の心からの声でしょう。