9月14日(土) 晴
着物が好きである。
和風が好きである。
伝統も、好ましい。
いつか、自分の嫁入り箪笥に詰まった着物をリメイクしたいと思っていた。
10数年前には、通販で電動ミシンを購入したりしていたのだ。
それでも日々あわただしく生きて、ミシンは箱にしまったまま今年を迎え、着物リメイクに対する野心もなくなりかけた昨年、病友の廣子さんから素敵なリメイク着物を立て続けに頂戴し、今年の新年会にはゆき子さんが紬の貼り混ぜスモックを縫ってくださって、さくら♪の野心に再び火が点いた。
歌友・吉永美知代さんの広い交友関係に助けられお引き合わせいただいて、着物リメイク・ちくちくうさぎにご縁が出来た。
自作のウェアも作れてないのに、主催の岡本紀代子先生が、「モデルやってね、私の作品を3点用意するから」と言ってくださって、すぐにソノ氣になる、お気楽さくら♪
観客の皆さまが着席しておられる二つのシマを縫って、8の字ランウェイを歩きながら、「あらら~、石井洋子さん♪」。 ご友人と来てくださった石井さんと目が合った。
石井さんとは名張に転居する前からのお見知りで、さくら♪はこの方の一ひねりしたキラリと光るエッセイのファンであった。
今では地域のオピニオンリーダーとして、ステップ体操の指導者として活躍中のナイスシニアである。
ファッションショ―でお互いに、瞬時、久闊を叙したのであった。
会場の伊賀市文化会館には、午前10時の開場を待ちかねてリメイク着物のファンを中心に約300人の皆さまがご来場くださった。
出品されたどの作品も、それぞれに個性的で丁寧に仕上げられ、たくさんの皆さまにお買い上げいただいて、連れ帰ってもらえた。
自分の作品を持たず、側面支援に徹したさくら♪は、4着ほどのウェアとバッグや小物など数点をお買い上げいただき、「…私って、ハウスマヌカンの資質が少しあるかも?」と、嬉しくなる。
ビギナーズ・ラックに他ならないのだけれど、ね。
【積年の同志・ゆっこさん】こと、工藤幸子さんを講師に、着物の解き方や洗い方の講座には、男性を交えた立ち見の方も多く着物を大切に見直す風潮に拍車がかかるのでは、と期待が膨らむ。
楽しい一日は、あっという間に過ぎた。
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