10月27日(金) 晴、夕方に一時激しい突風と雨
榛原の美榛苑から送迎のバスが来てくださって、老人クラブ・富貴の会のカラオケクラブ20人が一路【美肌の湯】を目指す。
近場の「ぬるり・つるり」の猪の倉温泉が、コロナ禍と高騰を続ける石油価格のせいで休業から廃業のやむなきに至ったため、同じ近場の美榛苑の泉質に希望をつなぎ、大広間で食事とカラオケ、温浴を楽しむ。
先輩のナカデさんが、「この【ぬる・つる】のお湯は、化粧水になるよ」とおっしゃって、誰もがうなづく。
お湯の中で、見知らぬ婦人からお声を掛けられた。
「失礼ですが、名張の広野さんですよね? わたし、講演会に2度行かせてもらいました。 この方も、ご一緒しました~」「お役に立てましたでしょうか? 来年もまた開催しますので、ご参加くださいませ」
誰かのために何かの出来る幸せ。
人生はどこかで誰かに借りたものを、誰かにどこかで返しつつ逝く旅である。
温泉の鉱物ミストを肺胞いっぱいに吸い込んで、心の底まで、ぬくもった。
夜なべ仕事は、昨日の夕方に採って夜に皮を剥いた柿の実を、吊るし柿に仕立てる作業。
専業主婦の頃、近所の農家さんに教えていただいて、吊るし柿を作った。
今は亡き長姉の妙子ねえさまは、【内縁の夫】梅川文男氏(政治家。元三重県松阪市長ほか)と奈良を旅し、その折に、梅川氏が詠まれた『大和路は 白壁多し 白壁に 秋の陽映えて 旅ゆたかなり』の短歌を、殊の外喜んでおられた。
多分、その折近くの軒端には吊るし柿が整然と吊るされていたことだろう。
さくら♪のそれは、いかにも不揃いの吊るし柿だけれど‼
昨日開いたハイビスカスの3輪目に、元気が無い。
最初の1輪は14日に花開き、2輪目は22日、3輪目は26日に咲いた。
日照が足りないせいなのか、早や、しぼみかけようとする3輪目に、未だ残んの色香を漂わせる2輪目♪
4輪目と5輪目は、先端にぽっちりと赤い花芽をのぞかせてはいるけれど、開花はもはや、無理でしょうね。
むろん、水遣り、鉢移動、声掛けは、忘れないようにするけれど!
湯船の中にも「元気印の花」が咲いて【ぬる・つる】の効果が何倍にも・・・
>誰かのために何かの出来る幸せ。
出来そうでなかなかできないことを地道にやるさくらさんのお気持ちがいろんな形で拡がっていくのですね。
そして喜びの声や笑顔で還元・・・
人生の「いい旅、夢気分」でもありますね。
国内のほか、イタリアでもお声をかけていただいたさくら♪ですが、温泉入浴中のお声掛けは、初めての経験でした。 おかげで、大きな傷跡を見ていただき、「余命半年」でも30年生きられることを話し合えたりして、有難いことでした。
嶋さん、さくら♪の携帯宛てに、お速いご連絡をお待ちしておりますぅ。