国府宮神社へお札を返しに行って来た。私は尾張に住むようになって、初詣は国府宮神社と決めている。大晦日には友人たちと連れ立って、マンションに近い寺で鐘を突き、その脚で新年のお参りに神社へ行き、お神酒をいただいて帰ることが毎年の行事だった。
それでも、尾張の人なのだからと、国府宮へお参りしてきた。今日も5円玉と10円玉を10枚を賽銭箱に投げ入れ、ご縁が充分にありますようにと祈った。カミさんは交通安全のお守りを買い、100円玉でおみくじを買う。私にも同じようにせよと言う。
私はキリスト教の教会に通っていた時も、やっぱり初詣には行っていたし、お墓参りも何の違和感もなく行ってきた。信仰とは全く別のもの、日本人としての慣習と割り切っていた。お参りから帰ると机の上のケイタイがパカパカしている。卒業生から電話が入っていた。
電話をかけると同級生の名を挙げ、「25日に亡くなった。葬式は家族葬で行ったと連絡があった」と言う。そんなやり取りをしていたら、亡くなった卒業生のカミさんから電話が入った。ほぼ1カ月ほど入院していたが、苦しむことなく亡くなったと言う。
昭和49年の卒業だから、66歳かな。まだ、早いと言えないことは無いけれど、死は順番に来る訳ではないから、受け止めるしかない。1つ下の学年の、とっても陽気で可愛い女性と結婚した。私は仲人をさせてもらったが、このクラスは何人か仲人をさせてもらった。
自分よりも若い人の死はやはりショックだ。残されたカミさんはしっかりしているから心配はないと思うけれど、自分が力になれないのにエラそうなことは言えない。コロナ禍だから、「また、遊びにおいで」とも言えず、寂しさがいっそう募る。