デイゴの花が咲いた。今朝から雨が降っていて、青い空に真っ赤なデイゴの花とはならなかった。デイゴは沖縄県の花、花が見事に咲く年は台風が多いとも言われている。私の住む市でも中学校の校庭と、自動車販売店の前の道路で見ることが出来る。
沖縄が北限と言われているから、我が家のような地上30メートルあって冬の強風が半端でないところで、鉢植えで育つだろうかと心配したがもう何年も冬越ししている。しかし、冬は丸裸で枝は枯れてしまうので、春に芽が出てくるのだろうかといつも心配になる。
真っ黒な幹から新しい枝が生まれてきて、先端に真っ赤な花を咲かせてくれる。緑の葉と赤い花の組み合わせはいかにも南国を連想させる。このデイゴは町議会議員の視察で鹿児島へ行った時に買ったものだが、夏によく似あうと満足している。
花にはそれぞれの歴史があって面白い。植物でも動物でも、在来種の保護は大事かも知れないが、外来種を「悪」のように言って欲しくない。地球全体から見れば、在来種も外来種も無いだろう。その地で生き残ったからといって、いつまでも安泰というものでもないのだ。
アメリカ合唱国の独立宣言は人類史の輝かしい記録となった。けれど、多くの先住民が殺された。アメリカが国力をつけていく過程は、黒人奴隷の存在が無くてはならなかった。民族が大移動した時代もあったし、略奪や強姦がいつも繰り返された。
夢を求めて、生活苦から逃れて、戦地から避難して、多くの人たちが移動してきた。古くから住んでいる人も新しくやって来た人も、みんなが理解し合い助け合い喜び合える、そんな時代を作り出してもいいのではないだろうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます